東京にある南国の島小笠原父島。移住先としてどうか?

将来南国の島に住むのが夢の私が、小笠原父島へ行って、移住の実現性をリサーチしてきました!

1) 仕事はあるか、2) 住む家は見つかるか、3) 物価はリーズナブルか、4) 医療体制は整っているか、5) 島社会に溶け込めるか、6)インターネット環境はどうか等、移住前に知っておきたいことに関して現地の生の声を聴いてきました!

結論から言うと、デスクワーク系の仕事が少なく、医療施設が整っていない点から、普通の方にとっては移住するにはハードルが高いと感じました。人口が2,000しかいないので、すべてそろっていない点は仕方がないですね。

また、現地の人の話だと、仮に仕事を見つけたとしても、給料が低い割に物価が高いので生計を立てるのは厳しいとのことでした。

それに加えて、週一便のフェリーでしかアクセスができず、東京都の往復に50時間かかってしまう点を考えると、だいぶ物理的なハードルと精神的なハードルが上がりますよね。

もちろん小笠原の素晴らしい自然環境で生活ができることにどれだけの価値を感じるか次第だと思います。日本に4つしかない世界自然遺産の1つで、手つかずの自然が堪能できます!

もう働かなくても良いほどのお金を持っていて、健康に自信があれば、移住はありですね!

小笠原父島で仕事が見つかるか

観光業、飲食業、建築業関係の仕事が大半で、デスクワークをしていたサラリーマンの方には、なかなか仕事はなさそうです。もし仕事が見つかったとしても、本土のように大企業が存在しているわけではないので、もらえる給料は低いそうです。

観光業や飲食業で事業を興しに行くのなら別かもしれません。とはいえ、小笠原丸が週一便しかなく、旅行客数が年間約3万人ですので、売上の上限がそこでひかれてしまいます。仮に、島に来る観光客全体の10%に利用してもらえるサービスを5,000円で提供したとしても、3万人*10%*5,000円=1,500万円の年間売り上げにしかなりません。

住民向けの事業を興したとしても、父島の人口が2,000人ですので、そこまで儲けることはできなさそうです。仮に、1,000円の弁当を作って、島人口の10%の人に毎週利用してもらったとしても、2,000人*10%*1,000円*52週=1,040万円の年間売り上げにしかなりません。

小笠原の温暖な気候を生かしてフルーツや野菜を栽培して、本土の人向けに売ることも考えられますが、そもそも島の面積が23キロ平方メートルしかなく、その大半が世界遺産区域に指定されていることもあり、何をするにも大きな土地は使えないです。

 

小笠原父島の物価はどうか

小笠原にはスーパーが2つあります。基本ほとんどの食料や日用品が本土から小笠原丸で輸送されてきて、毎週船が入港する日に一気にスーパーの棚が埋まります。そこをめがけて地元のお客さんがスーパーに買い出しに行きます。私がいたときは、船が入港した日に限って、通常夕方6時までの営業を1時間延長して7時までやっていました。

本土から食料や日用品を運んでくるのでその分物価が高くなります。大体東京の物価の2-5割くらい割増しの相場でした。東京のスーパーで100円の納豆が、小笠原では120円とかでした。それでも輸送費の7割を東京都が負担していて、島民の方の負担を減らしているそうです。

一点驚いたのが、アマゾンからの配送料金は東京都内と同じ扱いのようです!従いましてプライムメンバーであれば、送料無料! 小笠原丸が運んでくるので配送に時間は要しますが。教えてくれた現地のツアーガイドの方はかなりアマゾンのヘビーユーザーのようでした笑

小笠原は有人国境離島法の対象になっている全国71の離島の一つです。これらの離島では、日本の領海や海洋資源を守るために、重要な役割を担っているということで、国が支援してくれます。その支援の一つが物資の費用負担の軽減なのです。

物価は高いですが、島は天然資源が豊富なので、魚をつったり、庭で野菜を育てたりしてある程度の自給自足ができればその分食費を削れるのではないでしょうか。

小笠原父島の不動産事情

父島は人が住んでいる一部を除いて世界遺産に登録されており、開拓する土地がないそうです。 また、賃貸を探すにも、不動産会社が存在しないせいで、人づてに見つけるか、住居付きの仕事を見つけて移住してくるしかないそうです。島には、家賃3万円ほどで住める都営住宅も存在しますが、島の住民ですら2-3年待ちの状態のようなので、そこに最初から入ることは不可能に近いです。

以下の写真は都営住宅です。まさに南国にある都営住宅ですね!

富山県から旅行に来ていた30代のカップルは、父島に移住を計画しており、旦那さんが建築系の仕事をしているので、建築関連の住み込みの仕事で父島に移住する計画をしていました。また、釣りも趣味だそうで、多くの魚が釣れる父島では食料にも困らないと言っていました。手に職があって羨ましい限りです。。。

 

小笠原父島の医療体制

お医者さんが2-3年の任期で東京から来ていて3人ほどいるらしく、診療所はあるが、外科がないため手術はできず、産婦人科医もおらず、人工透析のような手の込んだ治療もできないため本土に行くしかないそうです。

現に、重い病気にかかった多くの方は島を出て、本土で生活をすることになるようです。現地のガイドの方は、これが理由で父島の平均年齢が41歳と、日本全国の平均(48歳)と比べてだいぶ若いと言っていました。

 

小笠原父島の島社会へ溶け込めるか

住民の9割がこの写真に映っている大村にお住まいのようです。まさに政府がすすめるコンパクトシティーです。

現地のガイドさんによると、住民2,000人の島なので、ほとんど島の人たちは顔見知りのようで、誰かが移住してくるとすぐにわかるとのこと。悪いことをするとあっという間に噂は広まって、住みにくくなるかもしれません。悪いことはできませんね笑 。

島民の大半は本土からの移住者のようで、小笠原の魅力に引き付けられてやってきた方が多いそうです。実際に、島民15人くらいと話させてもらいましたが、うち12人が本土からの移住者でした。話した方々はおおらかな性格の方が多く、また、同じ移住者なので寛容に受け入れてくれるように思えました!

小笠原父島のインターネット環境

インターネット環境は万全でした。そのため、リモートワークをするにも最適な環境だと思いました。島の人が住んでいる大村エリアでは、都内と変わらない携帯通信環境で普通に4Gが使えました。ソフトバンク、ドコモ、AUのどのキャリアでも通信可能だそうです。それもそのはず、父島には東京から海底光ケーブルが敷設されているようです。また、二見港待合所や小笠原ビジターセンターではフリーWIFIも使えました!

 

小笠原父島から本土へのアクセス

なにせ小笠原<->東京間は往復で50時間かかりますし、一週間に一回しか船が出ていないこともあり、とても不便です。それに加えて船が揺れるため、快適な旅をするのが困難です。私が話をした地元の方々のほとんどが年に一回本土に帰省していました。本土の家族に何かあった時にすぐに行けないのはとても大きなハードルだと感じました。

いかがでしたでしょうか。移住を検討する前にまずは旅行、あるいはリモートワークで小笠原父島に行ってみてください!

父島から東京へ向けて出発する際、島の皆さんがどこまでもついてきてくれて、見送ってくれるのは感動のシーンでした!

小笠原父島旅行に関してはこちら

 

東京なのに南国の島。小笠原父島ってどんなところ?

年中温暖な気候、透明度が高い海、イルカとの遊泳、ホエールウォッチング、手つかずの自然、そして南国の島の野菜と魚をふんだんに使った美味の料理が楽しめる小笠原の父島に12月に行ってきました!

小笠原父島の気候

小笠原の海開きは日本一が早い1月1日です。要するに、一年中泳げます! 私は12月に行きましたが、日中の気温は20-23度で半袖と半ズボンでもOKでした。水温も高く、この時期でも十分海水浴が楽しめました。朝と夕方はさすがに肌寒いので長袖が必要でした。

 

小笠原父島へのアクセス

小笠原父島は東京から約1000km離れており、小笠原丸というフェリーでしかアクセスできません。JR浜松町駅から徒歩10分弱の竹芝ターミナルから小笠原丸に乗り、片道25時間かかります。船はかなり揺れるので、酔い止めを飲むことをお勧めします。

私が行ったときは、帰りの便が天候不順で揺れがひどく、25時間何もできませんでした。持参したPC、Kindleどころか携帯を見ることもできず、ひたすら寝たままでした。普段船酔いはしないのですが、小笠原丸では酔い止めを飲んで臨んでも、ひどい船酔いを経験しました。

 

船は新しく中はとてもきれいでした。私が泊まった部屋は特2等寝台で、プライバシーは十分ありました。

行きの便はそこまで揺れなかったので船のデッキに出て、東京から三浦半島までずっと眺めていました。途中通過するのは、横浜、川崎、横須賀、三浦半島、三宅島、八丈島です。夕日が綺麗でした!

小笠原父島の歴史

小笠原はもともと無人島で、1800年代に捕鯨船できた欧米人とハワイ人が住み着いていたところを、日本政府が統治し、先住民を日本に帰化したそうです。そこから日本人が住み着きましたが、第二次世界大戦敗戦後は、アメリカの支配下になり、1968年に日本に返還されるまでは、130人ほどの欧米系島民しか帰島を許されなかったそうです。

父島から300km弱離れた硫黄島では、激しい戦いが繰り広げられ、日米合計で約25,000人が戦死しています。父島にも数多く戦争の爪痕が残っていました。

小笠原は、2011年に日本で4つしかない世界自然遺産として登録されています。過去一度も大陸つながったことがなく、独自の進化を遂げた植物、昆虫類、貝類が多数生息しています。

下の写真はオカヤドカリです。かなりでかくて、散歩中に見つけた時にはびっくりしました!鮮やかな色ですねー。

 

小笠原父島でのケジュール

父島では、市街地の散策、島一周のドライブツアー、海のツアー、山のツアー(ハートロック)、ナイトツアーを楽しんできました! スケジュールは以下の通りでした。

    • 1日目(半日):市街地散策&島一周ドライブツアー
    • 2日目(一日):海のツアー&ナイトツアー
    • 3日目(一日):ハートロックツアー
    • 4日目(半日):市街地散策&大村海岸でまったり

 

小笠原父島の市街地の散策

市街地の散策は、小笠原父島の市街地である大村海岸から二見港にかけて歩いて10分ほどです。島にある2つのスーパー、レストラン、観光案内所、ツアー会社が立ち並んでいます。ペリー来航記念碑もあります。

市街地にある大村海岸でさえ透明度が高くシュノーケリングができました!白浜には透き通った天然の石がいくつも転がっていました。石を本土に持ち帰ることが違法だと勘違いしており、一つも持って帰らなかったことを悔やんでいます。。。

白浜と海のブルーのコントラストがとてもきれいでした!

12月には、以下のように夜になるとクリスマスツリーのライトアップがされていました。音楽の演奏もあって多くの島民が集っていました。まさに南国のクリスマス!

小笠原父島の海のボートツアー

ボートツアーでは、シュノーケリング、ドルフィンスイム、ホエールウォッチングが堪能できました。幸いにも私が参加したツアーでは、8時間の間に20回ほどイルカを見つけることができ、うち10回イルカと一緒に泳ぎ、クジラは3回尾びれを見ることができ、そして熱帯魚が密集している兄島で1時間ほどシュノーケリングを楽しみ、大満足の内容でした!

ツアー参加前は、それほどイルカに興味がありませんでしたが、一緒に泳いだ際に、イルカは優しく、知性の高い動物ということが実感でき、一気に好きになりました! 優しい目をしていました。それに、私の周りを泳いでくれて、まさにシンクロナイズスイミング状態でした! 至近距離だったので、イルカの鳴き声も聞くことができました! 

小笠原はドルフィンスイムが楽しめる世界有数のスポットだそうです。そんな場所で人生初のドルフィンスイムを体験でき、貴重な経験になりました。

シュノーケリングでは、人生で初めてサメをまじかでみることができました!1メートルほどのネムリブカという種類のサメで、おとなしい性格なので危険は伴いませんでした。残念ながら興奮していて写真を撮り忘れてしまいました。。。私は見れませんでしたが、小笠原はシロワニを見れる有数のスポットでもあるようです。

サンゴがとても元気で、熱帯魚の密集度がすごかったです。

ツアーは、サイトシーイングも楽しめ、ジニービーチ、ハートロック、第二次世界大戦中に攻撃を受けて座礁した濱江丸、南島、兄島を見ることができました!

左はジニービーチで、右がハートロック。色も形もハートですね!

以下が濱江丸です。水の中なので見えないですが、全長120メートルもある大きな船のようです!

以下が南島です。あいにく上陸できなかったのですが、中に入るともっときれいだそうです。それと1000年以上前に絶命したヒロベソカタマイマイというカタツムリの化石も見れるとか。

小笠原父島のハートロックツアー

山のツアーでは、小笠原固有の植物を見つけ、戦争の爪痕を観察し、山頂にあるハートロックからの絶景の眺めを堪能することができました。山といっても標高は300メートルほどですが、道も舗装されておらず、まさに手つかずの自然状態で、スリル満点でした!

左は竹でしょうか。右はタコの木という足がたくさんある木です。実がなりますが、硬くて人間向けではないそうです。小笠原オオコウモリがこれを食べるとか。

ハートロックの頂上からは、どこまでも続く水平線と、南国の島らしい土、緑、海の色コンビネーションを楽しみました。映画ジュラシックパークのシーンに使われそうな背景がたくさんありました。

かなり傾斜があるがけですね。ここから落ちたら戻ってこれないですね。。

 

小笠原父島の夜のナイトツアー

夜のナイトツアーでは、小笠原唯一の固有哺乳類である小笠原オオコウモリの観察、暗闇の中、緑色に光るキノコのグリーンペペ、そして星観察をしに行きました。

オオコウモリが果実を捕食する姿を見ることはできましたが、残念ながらグリーンペペは見当たりませんでした。何より印象的だったのが、夜空にいっぱいの星でした。30分ほど見上げた星空で、流れ星を10個も観察することができ、自分が人生でみたことがある流れ星の数を30分で超えてしました!

 

小笠原父島の食事

島でとれるパパイヤ、しかくまめ、あまながとうがらし、はるたま、つるむらさきのてんぷらに、ウミガメの刺身、ウミガメの卵、さわら、カッポレ、あかはた、ひめだい、おご、メバチマグロを食べました。

どの料理も魚の量が多く、高たんぱく低カロリーの食事でした。ウミガメを食べるのはかなり抵抗がありましたが(下の右の写真の赤い肉がウミガメです)、料理として出てきたので、食べるしかありませんでした。刺身は馬刺しと同じ生臭い匂いと食感で、私は苦手でした。ウミガメ卵は、黄身の割合が高く、濃厚な味でした(左に写真にある2つの小さい卵です)。

元々、小笠原では先住民がウミガメを養殖して、捕鯨船に売って商売をしていたようです。現在は、父島と母島合わせて年間200匹前後しか食用として捕獲してはならない決まりがあるそうです。島には、海洋センターという孵化した際に海に戻れなかった子亀や、怪我をしてしまって自然では生き延びられないカメを育成しており、ウミガメの保護活動に積極的です。小笠原はアオウミガメの日本最大の繁殖地だそうです。

肉食系のアカウミガメは迫力満点でした! だいぶ顎がごついです。体重は優に100キロを超えるとのこと。

 

小笠原恒例のお見送り

恒例のお見送りです。最後はみんな海に飛び込んでくれるパフォーマンス付きです!ここまでは最高のバケーションだったのですが、この帰りの便でひどい船酔いを経験するはめに。。。

 

小笠原父島でリモートワーク

バケーションのみならず、リモートワークをするにも最適な環境だと思います。私が泊まったペンションのインターネット環境はしっかりしており、十分リモートワークができました! それに、島の人が住んでいる大村エリアでは、都内と変わらない携帯通信環境で普通に4Gが使えました。ソフトバンク、ドコモ、AUのどのキャリアでも通信可能だそうです。それもそのはず、父島には東京から海底光ケーブルが敷設されているようです。

また、二見港待合所や小笠原ビジターセンターではフリーWIFIも使えました!

ネットっ環境も整っており、車や電車の騒音が一切ないため、常に静かで、仕事や勉強に集中できる環境でした。ビーチで波の音を聞きながら仕事をしたり、トロピカルな植物に囲まれた環境で仕事ができるので、仕事しながらストレス解消ができますね!

泊まったペンションは以下のとおりで静かでリラックスできる環境でした。

船酔いしない方は、バケーションでもリモートワークでも是非とも小笠原父島に行って大自然に触れてきてください!小笠原父島移住情報に関してはこちら

 

小浜島日帰り体験! リゾートホテルに泊まらない編

 

アクセス石垣島離島ターミナルからフェリーで(2,060円、40分)。フェリーのスケジュールと料金表は以下: http://www.aneikankou.co.jp/water_routes/detail/kohama

アクティビティーサイクリング、シュノーケリング。

持参するもの島に大きなスーパーはないので、日焼け止め、水等の必需品は持参をするのをお勧めします。

島の概要: 人口は約700人、面積8キロ平方メートルの小さな島です。石垣島と西表島の間に位置します。島の面積の約5分の一をリゾートホテルが占めており、年間くる観光客は20万人弱だといわれています(ソース:Wiki)小浜島は2001年のNHKドラマちゅらさんの舞台になって一躍有名になりました。

小浜島観光は、高級リゾートホテルのアラマンダやはいむるぶしでの滞在目的の観光客が大半を占めています。それらのホテルには宿泊利用客しか使えないプライベートビーチでシュノーケリングが楽しめたり、ホテル敷地内だけ完結してしまうようです。そのホテルを利用しなかった場合どう言った体験ができるのでしょうか!? 

7月に行ってきました。小浜島では、サトウキビ畑と牛の牧場が一面に広がり、背景には真っ青な海がある、とても長閑な風景を楽しめます。レンタルサイクルを借りて島を回るのは爽快でした。

シュガーロード、トゥマールビーチ、細崎海岸を紹介します!

 シュガーロード

小浜港から自転車で10分くらいで着きました。

港に着くとすぐ近くにレンタルサイクルショップがあります。電動自転車か、自力自転車かを選べるのですが、絶対に電動自転車をお勧めします。急でかつとても長い坂が多く、自力だと罰ゲーム状態です。。。

なだらかですが、坂が続きました。おかげで背景には海が広がり、眺望良好!

 

多くの牛が飼われていました。

田んぼが続きます。

 どこに行っても、ほとんど人がおらずプライベート状態。借りた電動レンタルサイクルで島を一周しましたが、日差しが強く、SPF50の日焼け止めを塗りまくって臨んだのにも関わらず、半日でやけどしたように真っ赤に焼けてしまいました。。。暑いですが、できれば長袖長ズボンをお勧めします!

 

トゥマールビーチ

シュガーロードから自転車で5分で着きました。

白い砂浜がとても印象的なビーチでした。海を眺めてぼうっとするにはとても良いビーチだと思います!

入り口はサインがないのですが、ポツンと一軒飲食店があるのでそれを目印にするとよいと思います。

ビーチの真ん中にあるこの木が気になります。

 

かなりの遠浅で海に入って200メートル先でも膝くらいの深さしかありませんでした。熱帯魚を探して遠くまで行こうと思ったのですが、地面はぬるぬるした藻だからけ、泳ごうとしても浅すぎて泳げず、正直シュノーケリングには全然向いていませんでした。。。

 浅瀬にも魚はいたのですが、恐らく漁師さんが海に捨てたがマグロかカツオの頭があっちこっちにあり、それに魚が群がっているくらいでした。

 事前にネットで調べたのですが、多くのサイトで海水浴やシュノーケリングが楽しめると書いてありましたが、実際は違いました。。。

ボートに乗ってシュノーケリングスポットに連れて行ってもらうのが正解だと思います!

 

細崎海岸

トゥマールビーチから自転車をこいで約20分くらいで着きました。

マンタが回遊するらしいこのビーチ。トゥマールビーチで海水浴はこりごりだったので、海には入りませんでした。ちなみに、誰もいませんでした。

 

最後に

小浜島日帰りの旅、都会の忙しい生活を忘れてまったりするには良いかと思いました。シュガーロードの長閑な雰囲気、青空、透明度の高い海は心を癒してくれました! 

一方で、ビーチでシュノーケリングをするには最適ではないと思いました。ボートでシュノーケリングスポットに連れて行ってもらわない限りは、サンゴや熱帯魚を堪能するのは難しいです。

次回行く機会があれば、リゾートホテルに泊まってみたいと思います!

 

石垣島をレンタカーで1日で満喫する方法

羽田空港から直行便3時間で味わえる南国リゾートの石垣島。石垣島からは多くの離島へフェリーで1時間以内でアクセス可能で、行き先の選択肢が豊富です。そのため、石垣島本島での滞在時間が一日しかない!という人も多いと思います。今回は、石垣島本島をレンタカーで1日で周る観光プランをご提案させて頂きます!

以下5つの観光スポットを8時間でまわりました:

    1. 川平湾 – 景色を堪能
    2. 米原ビーチ – 海水浴、シュノーケリング
    3. Seven Colors石垣島 -ランチ
    4. 平久保崎灯台 – 景色を堪能
    5. 玉取崎展望台 – 景色を堪能

上記の1-5の順番で、2時間16分かけて99キロドライブしました!

予算2人でちょうど1万円でした!(レンタカー(ガソリン代含む):4,800円、 ランチ:4,400円、川平湾と米原ビーチの駐車場代:800円)

滞在ホテル東横INN石垣島に泊まりました。7月の繁忙期に2人で1泊朝食付きで7,500円と破格でした!朝食はブッフェです!

また、立地の良さも抜群です。徒歩12分で石垣港離島ターミナルに行け、そこから武富島、西表島、波照間、鳩間島(鳩間島観光はここをクリック)、小浜島といった沖縄屈指の離島に1時間以内で行けてしまいます!それに加え、飲食店やおみやげ屋などが密集するユーグレナモールにも歩いて14分でいけます。ホテルリンクは以下:

https://www.toyoko-inn.com/index.php/search/detail/00214.html

朝8:30にレンタカー屋さんがホテルまで送迎に来てくれ、9:00にはレンタカー屋さんを出発しました。

レンタカー利用したのはSMiLEレンタカーで、保険、消費税、送迎込みで3,600円の一番安いレンタカーを借り、返却前にガソリン補充で1,200円で合計5,000円弱でした!レンタカーリンクは以下: 

http://smile-rentacar.jp/

 

観光スポット① 川平湾 

最初の観光スポットは川平湾!

9:00にレンタカー屋を出発して、9:30には着きました。ミシュラングリーンガイドで3つ星を取ったことがある石垣島の観光名所です。

とてもきれいですよねー。川平湾は世界初の黒真珠の養殖を成功させた場所ということもあり、真珠の養殖が盛んのようです。

また、この綺麗な海には、なんと熱帯魚が100種類以上住んでいるそうです!

残念ながら潮流が激しいため、遊泳は禁止ですが、グラスボートに乗ると数多くのサンゴ礁と熱帯魚を観賞することができます! 

ここで1時間ほど散歩やサイトシーイングを楽しみました!

 

観光スポット② 米原ビーチ

 10:30に川平湾を出発して、10:45に米原ビーチに到着しました。

あまり観光客に知られていない穴場ビーチ。実際、私が行った時も人は少なく、20-30人くらいしかいませんでした。その大半が、地元の方でした。

海は透明度抜群です!砂浜も柔らかくはだしで歩くのが気持ちよかったです。

このビーチでは十分にシュノーケリングが楽しめます! ビーチの幅が広い上に遠浅であるため、たくさんのシュノーケリングスポットを発見しました!

チョウチョウウオがいますねー。

 

小さくて青く光っているのがデバスズメダイ。可愛らしいですね。

 

シマウマ模様がロクセンスズメダイ。カラフルなのがニシキベラですかね?

 

 

まだGo Pro使い始めたばかりで全然うまく撮れておらず、100%凄さが伝わらず残念なのですが、実際はもっと魚が密集しているスポットが多くありました!

ウミガメに遭遇することはありませんでしたが、たくさんの熱帯魚を見れて満足でした。

トイレもシャワーも完備されていました。

2時間ほどシュノーケリングをしましたが、潮流が激しいため、泳ぎが得意でない方は気をつけましょう。

 

観光スポット③ Seven Colors 石垣島

12:50に米原ビーチを出て、13:30にSeven Colorsへ到着しました。

ここでは、タコライスとベリーワッフルプレートを頼みました!タコライスは正直あまりおいしいとは思えませんでしたが、絶好の眺望なので文句は言えないですね。

ワッフルは1,600円と値がはりましたが、これはおいしかったです。この値段も場所代ということで納得です。

テラスからそのままビーチにつながっています。ビーチにはブランコがあり、インスタ映えの写真を撮るには最高のスポットです!

 

観光スポット④ 平久保崎灯台

14:30にSeven Colorsを出て、5分ほどで平久保崎灯台に到着しましたが、駐車場がいっぱいで、10分ほど空くのを待っていました。ここは回転が速いのですぐに駐車場が空きます。

平久保崎灯台は、石垣島の最北端に位置する灯台です。東には太平洋、西には東シナ海と、2つの海を同時に堪能できる希少なスポットです。白い灯台、ブルーの海とサンゴ礁、生い茂った草木の緑がコントラストになっています。

水平線を眺めるのっていいですよねー。ストレスがとれます。

 灯台までの道のりからは、放牧されている牛が見えました!

 

観光スポット⑤  玉取崎展望台

15:00に平久保崎灯台を出発して、15:25には玉取崎展望台につきました。

展望台までの道のりにはハイビスカスや風鈴ブッソウゲといった南国の植物が一面に広がっており、都会では味わえない雰囲気を堪能できます。

ここでは海と植物に存分に癒されました。約1時間眺望と散歩を堪能してから、30分かけて市街地に戻りました。

市街地には、かなり大きめのドン・キホーテがあり、そこで長袖長ズボンで全身を覆えるラッシュガードを買いました。全身SPF50の日焼け止めを塗って臨んだのですが、米原ビーチの日差しは非常に強く、ラッシュガードなしだと無謀でした。。

それからガソリンを満タンにして、18:30にレンタカーを返却しました。サクッと観光名所を回れて、非常に充実した一日でした!

石垣島からフェリーで40分、無人島気分を味わえる鳩間島

7月に行ってきました。人口が50人ほどしかいないこの島では、無人島にいった気分が存分に味わえました。 青空、透明度の高い海、無法地帯の熱帯植物をぼーっと堪能するのには最高の島です。都会の忙しい生活でストレスが溜まってリラックスしたい時は是非とも行ってみてください! 

アクセス石垣島離島ターミナルからフェリーで(2,090円、40分)。フェリーのスケジュールと料金表は以下: http://www.aneikankou.co.jp/water_routes/detail/hatoma

アクティビティー散歩、シュノーケリング。

持参するもの島に大きなスーパーはないので、日焼け止め、水等の必需品は持参をするのをお勧めします。また食事をとれる場所も少ないので、食料を持っていくこともお勧めします。

島の概要: 昔は漁業が盛んで、多い時で島には1,000人近い人口が住んでいたようですが、現在は約50人ほど。私が今まで行った離島で一番人口少なかったです。島の大きさも周囲約4km、面積だと1平行キロメートルと小さいです。年間6,000人ほどの観光客が訪れるようです。単純計算で一日にして約16人程度ですね! 

歩いて一周できるため、レンタルサイクルは借りませんでした。半日あれば全観光スポット回れてしまいます!

港周辺

朝9時過ぎに島につきました。まず気づいたのは海の透明度の高さです! フェリーの下に無数の魚が泳いでいました! これが鳩間ブルーでしょうか。八重島諸島で一番サンゴが元気な島といわれているだけありますね!

フェリー乗り場の周りには、防波堤があります。

海が奇麗なので防波堤の上からドローンを飛ばして、いろんな角度から写真を撮っている観光客が何名かいました。

下の写真。局地的に雨が降っていました。虹が見れたり、雨が降っているところとそうでないところの境を見れるのって、トロピカルアイランドでよく起きる現象ですよね。

それにしても海が奇麗です。晴れていたらもっと透き通っていたのでしょうね。普通に泳いでいる魚が数メートルの深さまで見えるレベルです!

集落

50人ほどしか住んでいないという集落は、港の周りに集中していました。道路は舗装されており、車も何台か軽トラが駐車されていましたが、走っている車に遭遇しませんでした。

海の波、風、虫の音色といった自然の音しか聞こえず、とても静かでした!

集落のはずれには立派な小中学校がありました。島の人口50人と比較すると、とても大きな施設でした。

調べたところ、高齢化が進む島には子供がいないため、留学生制度を設けて、島の外から生徒を集めているそうです。

島散策の道中

島のジャングルは無法地帯で、熱帯植物が生い茂っています。道路も舗装されておらず、まるで無人島に漂流した映画のシーンのようでした!

これは一体何の実なんでしょうかね。恐らく40-50センチはあったのではないでしょうか。

島の人口が50人前後なのと、その日のフェリーで入島した20人ほどしかいなかったので、観光名所に行かない限り、道中はほとんど誰にも出会わないので無人島の臨場感万歳でした!

可愛らしい花が咲いていますね。ハイビスカスも沢山咲いていました!

 

夫婦岩とありますが、周りにあるガジュマルの木がが立派なので、岩か小さくわかりずらかったです。

御獄友利という男性立ち入り禁止の神社がありました。神秘的ですね。あいにく私は男性なので中に入りませんでした。。。 どうやらこの島の誕生に大きくかかわっている歴史の深い神社のようです。

道中には野生のヤギが生息しているらしく、出くわすこともあるようです。道を歩いているとたくさんヤギの糞があるので、お気を付けください!

武士家跡もあり、どうやら昔武士が住んでいたらしいです。黄色とオレンジの花が奇麗ですねー。

こんな可愛らしい花もありました。

立原浜

島の人気のシュノーケリングスポットです。海は透明度が高く、ビーチの砂も白~黄色といったところで、海とのコントラストがよい感じでした。

かなり遠浅で、浜辺から300メートルくらい泳いでいったところでも立って顔が出るくらいの浅瀬でした。それくらい遠くに行かないと大きなシュノーケリングスポットはないのが残念でした。

小規模なスポットなら、海に入って5-10メートルくらいのところで水深が深くなるのですが、そこらへんにはパラパラと熱帯魚がいました。

そこまで行く途中に、人を襲うことがあるムラサメモンガラが多数いたので、彼らが攻撃的になる7-8月は、全身をラッシュガードで覆ったほうがいいですね。

私も以下の通り完全防備で臨みました笑。

最後に

都会の忙しい生活を忘れてまったりするには最高の場所で、何日か民宿に泊まっている一人旅の方もいらっしゃいました。レストランが3件しかないので、食にこだわりがある方は、長期滞在は難しいかなと思いました。

青空、透明度の高い海、熱帯植物をぼーっと堪能するのは最高ですね。ストレスが溜まってリラックスしたい時は是非とも行ってみてください!まさにデトックスとはこれのことです! 

 

コロナを機に島移住は加速するのか!?

海を眺めてぼーっとしたり、シュノーケリングを楽しんだり、釣りをしたり、豊かな自然をハイキングで堪能したりできる島生活。都会に住んでいるとなかなかできない体験ですよね! 忙しい都会生活を過ごしている多くの方が、島移住を考えたことがあるのではないでしょうか。私も先日石垣島を訪れて、大きく心が揺れました。

とはいえ、現役のサラリーマンの方だと、いきなり脱サラして島暮らしを始めるのはハードルが高いですよね。都市での仕事を辞めて、島でどう生計を立てられるかを考えないければなりませんし、移住後に生活スタイルが180度変わってしまうことに対する漠然とした不安も感じると思います。また、島暮らしが幸せになる方法なのかは実際に移住しないとわかりませんでしょうし。これらの課題は常に存在しました。

上記の課題は考えなければなりませんが、私はコロナの世界になってから一気に島移住が加速すると考えております。その理由は大きく3つあります。1)密集を避けるため、2)在宅勤務の普及、3)コロナで考え方が変わった、です。それではそれぞれみていきましょう!

島暮らしが加速する理由①:密集を避けるため

いつかはワクチン開発され、風邪のようにすぐに薬を飲めば治る病気になるはずだと多くの方は信じでいるのではないでしょうか。私もそう考えています。

若い方は待てば良いかもしれませんが、高齢の方は、残された人生が比較的短いので若い方と同じ解釈はされないと思います。また、感染時の重症化リスクも高いため、密集が起こりやすい都会に住んでいる場合、より日々の行動が制限されてしまいます。

そのような高齢者の方々は、残りの人生を楽しみたいという思いが強ければ、人の密集がなく、自然を堪能できる島暮らしを考えるのではないでしょうか。しかし、利便性や医療も肝心なポイントとなるので、いきなり離島に引っ越すのはハードルが高いです。

従って、ある程度、交通、医療のインフラの整っている島がより魅力的に映ると思います。その点、オアフ島や沖縄本島はどちらも整っていて、現実的な選択肢かと思います。もちろんそれをするにあたって十分な資金があればですが。

島暮らしが加速する理由②:在宅勤務の普及

かつて、食べ放題のランチ、マッサージ、散髪、ジム等すべてを無料で福利厚生の一環としてオフィスに整えて、優秀な社員を集めてきたシリコンバレーのテック企業にもリモートワークのトレンドは来ております。

先日、Twitterが社員に対して永久的な在宅勤務を承認しました。

また、フェースブックも今後大半の従業員が永久的に在宅勤務ができるように体制を整えていくと宣言しております。

日本でも、富士通が3年後のオフィススペース半減に向けて在宅勤務の常態化を目指すと発表がありました。

企業側としても生産性を保つ必要があるので、一気に全社員を100%在宅勤務に転換させるのは難しいと思いますが、徐々に在宅勤務が浸透しそうです。在宅勤務を促進する企業側のメリットとして、富士通のようなオフィス賃料の削減もそうですが、勤務地が制約にならないことでより多くの優秀な人材の獲得が可能になることが挙げられます。

人材の獲得が難しいIT系のスタートアップ企業だと、当たり前のようにリモートワークが浸透しており、やっと大企業もコロナを機にこのトレンドに乗り始めたなと感じております。

従業員側にも在宅勤務はより賃料水準の低い場所に住める経済的メリットがあります。東京のような都市は給料水準の高い仕事が集中しているせいで、それに伴い不動産需要も高く、家賃が高くなっています。東京から少し郊外に移住するだけでもだいぶ家賃の節約ができますよね。

給料水準の高い仕事を、沖縄、静岡、長野といった自然豊かな場所でできたら最高ですよね。仕事理由で都市に住む必要がなくなれば、一部の人口は島移住に流れると思います。

私もアーリーリタイア後の島移住を計画していましたが、もしかしたら在宅勤務をしながら島暮らしができてしまうのでは!?と思い、最近計画を練り直しております笑。

島暮らしが加速する理由③:コロナで考え方が変わった

コロナによって家族と過ごす時間が多くなった、在宅勤務によって無駄な通勤時間が無くなった、会社の飲み会が無くなった等、今までとは違った生活スタイルを経験したことで、考え方が変わった人は多いのではないでしょうか。

実際に、総合転職エージェントの株式会社ワークポートが行った調査によると、コロナで価値観に変化があった人はなんと8割にも及ぶそうです!

あくまでも私の憶測ですが、通勤、飲み会も含めて一日中仕事に縛られていた生活から解放され、より自分の時間ができたことで、その時間を充実させたいというニーズが顕在化すると思います。

時間を充実させる方法は複数あると思いますが、余暇の過ごし方ランキングを見ていると、やはり、海水浴、ハイキング、ドライブ、アウトドアといった島暮らしなら可能なアクティビティーが常に上位にランクインしています。

老後まで待たずとも在宅勤務普及で自分の時間が増えるこれからの時代では、理想の暮らしを実現できる島暮らしがより加速すると考えます。

島暮らしは実際に加速しているのか

別荘リゾートネットというリゾート物件専門のサイトでは、2020年5月から閲覧数や資料請求件数が伸び、6月は閲覧数が対前年比で2倍に、資料請求件数は対前年比3.7倍にまで増加したそうです(ソース:Yahoo Japanニュース) 。これだけだとまだ結論付けることはできませんが、やはり考えている方は増えているということですね。

コロナ緊急事態解除で島観光は活況を取り戻せるか

コロナにより世界的な自粛によりフライト乗客数が全世界で大幅に減っています。アメリカの2020年4月のフライト乗客数は対昨年度比で1/10まで下がり、コロナ感染がほぼ収束している中国でさえ、2020年4月は去年の1/3の水準にしか達していません。

アメリカでは、乗客の安全を守るため、マスク着用を必須化、両隣の席を空席にして50%の搭乗率でフライト運航することを議論しているようです(そもそも隣を空席にしたところでエコノミーの座席幅は42cmから45cmなので、ソーシャルディスタンスに必要な2メートルには届きません。。。)。

また、エアラインによっては体温チェックを実施し、体温が基準値を超えている乗客の搭乗拒否を検討しているところもあります。どちらにせよコロナに有効なワクチンが開発されて普及するまでは、行き先を問わず、乗客数及びに観光客は元通りにならないでしょう。

 緊急事態宣言解除後フライト搭乗率は戻るのか

 

 緊急事態宣言が完全に解除されたとしても、コロナが完全に収束していない中、飛行機を利用しないといけない島への足数は元通りにはならないと思います。

もし客足が長期間戻らないとなると、飛行機のリース代、人件費、整備コストといった多大な固定費抱えているエアラインは、そのコストを運賃に転嫁せざるをえなくなります。そうなると、一部の方には島観光が手の届かないものなってしまいます。

そこに追い打ちをかけるように、もし間の席を空けた50%搭乗率での運航が義務づけられると、尚更フライト当たりの収益を確保するため、運賃が高くなってしまいます。

 

 コロナが長引いた場合一番影響を受けない観光客層はどこか

 

一般的に若い方ほど低所得ですので、その層の島観光客数が減ります。一方で、お金に余裕がある中年~高齢の方々の多くも、コロナ感染してしまうと重症化するリスクがより高いことを理由に観光を控えます。若い方は金銭的な理由で来なくなり、中年~高齢の方は感染リスクを抑えるために来なくなると、総じて島への観光客数は減ってしまいますね。

そんな中、金銭的に余裕がある若者は一番影響を受けにくいそうだと思います。お金もあるし、健康面のリスクも限定的。従って、島の観光業に従事されている方々は、この層に対して高付加価値のサービスを展開するのが良いかもしれません。

LCCが多く乗り入れている島は観光客減のリスク大

 

 特にLCCが多くの観光客を運んでいる島は、コロナの収束が長引けば観光客が戻らないリスクがより高いと思います。なぜかというと、LCCの方がより迅速にフライト需要に合わせてフライト数を調整するからです。そして減ったフライトはすぐには戻りません。

 LCCは、座席の幅を狭めてギューギュー詰めにすることで、採算をとっています。一般的に、JALやANAのような大手エアラインは搭乗率60%が採算ラインですが、LCCになると搭乗率70%が採算ラインになります。既にどのエアラインも今現在運航便数を減らしていますが、採算ラインがよりシビアなLCCに関しては、より迅速にフライト数の調整、路線撤退の判断が必要になります。

もし路線撤退してしまうとフライトはゼロになります。また、その場合すぐに路線を復活させないケースが多いです。そのため、その分観光客数が長期に渡って減ってしまいます。

 

 コロナショックの島経済への影響

 

観光業が総生産(GDP)の多くを占めている島ほど、コロナの影響が大きいはずです。沖縄県は、17% (ソース:沖縄県)、ハワイは21% (ソース:ウィキペディア)、宮古島に至っては26%(宮古毎日新聞)も観光業が島GDPに対して占めています。小さな島になればなるほど、観光以外の産業を営む労働力、設備投資、ノウハウがないので、観光業に対する依存度が高くなる傾向にあります。

その観光業が不振に陥ると、島の雇用が減り、失業率が上がります。島で働く若者の中には、都市から出稼ぎに出ている人も多いため、仕事がなくなると島を離れてしまいます。そうなると、その分島の人口が減ってしまいます。同時に、観光業のビジネスを経営している現地の人は、資金繰りに困り、倒産してしまうところも出てきます。

特に、空港、ホテル、マンション、クルーズ船ターミナルの建設ラッシュが続いていた宮古島は、壊滅的なダメージを受けるのではないでしょうか。より多くの観光客を受け入れる体制を大規模に進めていたら、想定外にコロナで観光客が大幅減少。コロナが完全に収束すれば、きっと観光客が元通りに戻ってくるとは思いますが、それまでの期間、果たして激減した売上で資金繰りはできるのでしょうか。現状はとても厳しいと思います。宮古島についての過去の記事はこちら

 

コロナ収束後に島観光は元に戻るのか

 

コロナが完全に収束すれば若者に限らず、中高年の方も安心して飛行機に乗れるようになります。そのためレジャー客は戻ると予想します。一方で、ビジネス客は減少すると予想します。

その背景には、在宅勤務普及による出張の必要性の見直しがあります。一例にしかなりませんが、私が勤めている企業でも緊急事態宣言中は在宅勤務で、全ての会議をテレビ電話で済ませました。取引先との商談も含めてです。通勤をしなくてよかった分、拘束時間が減り、生産性は上昇しました。

 出張は、社員のモチベーションアップ、士気を上げに効果的ですが、テレビ会議で社内外の商談を済ませられるのなら、出張費を払う側の企業にしてみれば削減したいコストですよね。そういう意味で、コロナは企業が出張が必要ないと証明する良い機会になりました。 出張者が多くを占めている東京、大阪、名古屋といった大都市を結ぶ路線ではより顕著に搭乗者数が落ち込むでしょう。島へのビジネス客数は少ないので、その分影響は限定的かと思います。

 

 まとめ

 

    • コロナが収束するまでは島観光客の落ち込みは続く。感染すると重症化のリスクの高い中高年の方は特に観光を自粛すると思います。
    • コロナが長期化すれば、フライト運賃が高くなることで観光客がさらに減少する負のスパイラル。金銭的に余裕がある若者くらいしか旅行しなくなります。
    • 小さな島ほど観光収入に依存しているので打撃が大きい。そういった島では人口が減るリスクもあります。
    • コロナ後は、レジャー客は戻ると予想するが、ビジネス客は戻らないと予想します。

那覇空港から1時間半の離島。最高のシュノーケリングが楽しめる座間味島

アクセス:①那覇空港からフェリー乗り場の泊ふ頭北岸船客待合所 (ゆいレール/リムジンバスで240~300円、20-30分。タクシーだと1000-1500円、10分)、②ふ頭北岸船客待合所からクイーン座間味で座間味(3200円、50分)。クイーン座間味のスケジュールと料金表:

https://www.vill.zamami.okinawa.jp/ship/

アクティビティーシュノーケリング、ダイビング、ウェールウォッチング(1月―3月)サップ、カイヤック等。

持参するもの島に大きなスーパーはないので、日焼け止め、水だとか必需品は持参をするのをお勧めします。

島の概要

約7平方キロメートルの面積に、600人が住んでいます。昔はカツオ業で栄えた島ですが、現在は観光業が産業の柱となっています。 国立公園にしてされてから観光客は増えたようで、阿嘉島と慶留間とあわせて年間10万人が訪れるそうです。

世界有数の透明度を誇る慶良間ブルーが体験できる座間味では、一年を通して温暖なため、いつ行っても楽しめます。

渡嘉敷島阿波連からフェリーに乗って35分で着きました。

ザトウクジラのウェールウォッチングで有名な場所です。渡嘉敷島の記事にも書きましたが、フェリーの途中で実際にウェールウォッチングができました!

 

古座間味ビーチ

座間味といえば、何といってもミシュラングリーンガイドジャポンで二つ星を獲得した古座間味ビーチです。海に入ってすぐに深くなり、いきなり巨大なサンゴ礁の塊がありました! サンゴの周りには数多くの種類の熱帯魚がたくさん集まっていて、まさにシュノーケリング向けのビーチでした!

 港から歩いて20-30分で行けます!バス(300円)でもいけます!

3月頭に行ってきましたが、水温は最初に入るとき冷たいくらいで、あとは問題なかったです。ちなみに海開きは4月中旬から11月中旬までらしいそうです!

透明度は抜群で、かなり深いところまで見えました!写真のクオリティーが悪いので魚は映っていませんが(すみません)、、普通に目で見えました!

真っ青な慶良間ブルーです。空と比較してもそのブルーさがわかりますね!

チョウチョウウオ、クマノミ、デバスズメダイ、ミツボシクロスズメダイといった人気の熱帯魚がたくさん見れました!

人口が約600人程しかいないのに対して、年間島を訪れる観光客数はその160倍の10万人もいるそうです。島居住者のうち大半の方が観光業に従事されているそうです。

 

真っ白な砂浜でした。裸足で歩くのにも全く問題ない程度の砂利レベル。

 

集落

人もまったくいなかったので、ほぼプライベートビーチ状態!こんな素敵な離島で長閑な暮らしをしてみたいなーとつくづく思いました。不動産まで調べちゃいました笑

町並みは、離島ならではの細道が続いていました。こういう長閑なシーンがとても好きです!

 

愛する犬のために島から島を泳いで渡った犬の銅像だそうです。

実話らしく、映画化もされており、マリリンにあいたいというタイトルのようです。

 

レストラン:まるみや

アイスコーヒー/アイスティーがついてくる沖縄そば定食は700円!

渡嘉敷島にメインで滞在したので、座間味では一食しかしませんでしたが、安くて、おいしくて、サービスが良くて、とても印象に残るランチでした!

 

阿真ビーチのキャンプ場

キャンプ場もあって、調理エリア、シャワー、トイレが完備されており、食料さえ調達できれば自給自足の生活ができますね。利用料金は一泊500円で、シャワーは一回300円。

キャンプに関する情報は以下:

https://www.vill.zamami.okinawa.jp/enjoy/stay/2.html

 

渡嘉敷島へのアクセス

となりの渡嘉敷(阿波連)まで直接行けるフェリーも出ており、35分、800円でご利用可能です。是非ともお勧めします!スケジュールは以下です:

https://www.vill.zamami.okinawa.jp/info/trans.html

 

まとめ

半日という短い滞在時間だったのですが、素晴らしい透明度の海でシュノーケリングが楽しめて大満足でした!古座間味ビーチは、何度行っても全く飽きる気がしないので、思い切ってワーケーションで長期滞在ってのもありだと思いました! 次回は必ず泊りがけで来ます!

 

 

那覇空港から1時間の離島。ウミガメに会える渡嘉敷島

アクセス①那覇空港からフェリー乗り場の泊ふ頭北岸船客待合所 (ゆいレール/リムジンバスで240~300円、20-30分。タクシーだと1000-1500円、10分)、②そこからマリンライナーで渡嘉敷(2530円、35分)。マリンライナーの連絡先/スケジュールは以下:

http://www.vill.tokashiki.okinawa.jp/ferry/time

アクティビティー:シュノーケリング、ダイビング、ウェールウォッチング(1月―3月)、グラスボート、カイヤック等。

持参するもの: 島に大きなスーパーはないので、日焼け止め、水だとか必需品は持参をするのをお勧めします。

島の概要

島の面積15平方キロメートルに、人口が約750人程しかいませんが、1年間に島を訪れる観光客数はその120倍の10万人もいるそうです。それだけ魅力があるってことですね~。観光業が産業の柱になっているそうです。

世界有数の透明度を誇る慶良間ブルーが体験できる渡嘉敷島では、一年を通して温暖なため、いつ行っても楽しめます。

私が行ったときはこの通り、プライベートビーチ状態でした!

 

阿波連ビーチ

シュノーケリングが良かったです。サンゴ礁の数はそこまで多くありませんでしたが、海水に入ってすぐに水深が5メートルくらいになり、大きなサンゴ礁があるスポットもありました! 

熱帯魚の種類はあまり多くなかったですが、コバンアジとチョウチョウウオはたくさんいました!

また、ここから見る夕陽も綺麗で絵になりました!

慶良間ブルー。美しいですね。

 

こんな岩の入り口もありました!

 

昼間はシュノーケリングを楽しみましたが、夜は、絵になるロマンチックなシーンに変貌!お酒を飲みながらまったりした時間を過ごしました。

 

苔で緑色になっている水面も綺麗で絵になりました!青と緑があっていいですね。

 

夕方になるとこうなります!

 

とかしくビーチ

ここは透明度がとても高いビーチでした。どうやらウミガメのえさ場になっているらしく、なんと1時間で4匹のウミガメを発見することができました!私の経験上、遭遇頻度かなり高いほうだと思います。

有名なビーチは阿波連ビーチととかしくビーチの二つでして、距離は歩いて30-40分程度でした。

3月頭に行ってきましたが、水温は最初に入るとき冷たいくらいで、あとは問題なかったです。ちなみに海開きは4月のようでした。

朝9時に行ったのですが、3-4人くらいしかいなかったです!

 

阿波連のキャンプ場

キャンプ場もあって、調理エリア、シャワー、トイレが完備されており、食料さえ調達できれば自給自足の生活ができますね。利用料金は一泊500円で、シャワーは一回300円。

島では、ご飯も一食あたり1000円もしないので、一日2食で済ませれば生活費は一日3000円以下に抑えられますね! もし学生だったら夏休みの節約旅行に1か月くらいキャンプしに来たかったですね。。

キャンプ情報は以下:http://www.vill.tokashiki.okinawa.jp/archives/755

食事は以下の2つのレストランでお世話になりました!

レストラン:まーさーの店

ゴーヤピザ 900円

生地は薄く、かりっとした仕上がりでおいしかったです!

レストラン:バラック

鶏の唐揚げ定食 800円

ボリューム満点で、味もとってもおいしかったです!食欲旺盛で普段2人前くらい食べるのですが、この唐揚げ定食はこれだけでおなかいっぱいになりました!

 

座間味島へのアクセス

となりの座間味島まで直接行けるフェリーも出ており、35分、800円でご利用可能です。是非ともお勧めします!

私もこのボートを利用して座間味島を訪れたのですが、途中でザトウクジラの親子に遭遇したようで、運転手さんが親切にボートを止めてくれました!しかし、私はザトウクジラをスポットできずにおわりました。。。

眼鏡を忘れたことを悔やみました笑。座間味についての記事はこちら

ボートのスケジュールは以下です:https://www.vill.zamami.okinawa.jp/info/trans.html

 

まとめ

一泊二日の滞在だったのですが、都会の窮屈さ、ストレスを忘れて、とってもリラックスすることができました。離島ならではの魅力が盛りだくさんの島でしたー。ご飯もおいしいですし、長期滞在のわーケーションと科には最適だと思います! また戻ってきます!

 

ピンクピルボックスといえばここ!ローカルばかりのMaili Pink Pillbox

Maili Pink Pillbox

  • 住所: Waianae, HI 96792
  • アクセス:ワイキキからバスを乗り継いで1時間20分程、バス片道料金 $5.50。車で40分程、最寄りのSurfer’s Beach Parkに無料で駐車(トレイル入り口付近だと窓ガラスが割らることがあるそうなので)。
  • 営業時間: 24Hr(らしいです)
  • 費用: 無料
  • 持ち物:タオル、水分
  • トイレ:最寄りのSurfer’s Beach Parkを利用(トレイル入り口から徒歩5分程)

往復で1時間から1時間30分くらいかかりました。道のりは結構険しく、ハイキングというよりかは、ハードエクササイズでした笑。

ここが入り口!

特に何もサインはありませんが、歩いていたら普通にわかります。わからなければ誰かが来るのを待ちましょう!

 

歩き始めて最初のアトラクションがこれ!

岩の上に木が生えているようで根っこが丸見え。とても力強い木で、恐らくパワースポットなんでしょうかねー。みんなこの前で写真撮っていました!

 

これはいったい何なんでしょうね。

防御陣地なので、それ関連でしょうか!?

 

ようやく海が見えてきました!

綺麗ですねー。ラニカイピルボックストレイルと違って、道中はほとんど海は見えなかったです。ラニカイビルボックスハイクはこちら

 

海が見えない代わりにこのマウンテンビューが楽しめました!

Waianae山脈というらしいです。最高峰1,200メートル程度で、楯状火山といわれており、緩やかな傾斜と広い面積を有している火山だそうです。活火山ではなく、最後に火山が噴火したのは250万年前!

 

住宅地もぎっしりと詰まっております!

ラニカイビルボックスと違って、高級住宅ではありませんが、十分日本の家よりも大きいです!

 

ようやく頂上に到着!

頂上は細道で怖かったです。。スリル満点とはこのことでした笑。

 

下を見下ろすと、、、

かなり急な傾斜になっており、落ちたら命を落としてしまいますね。。お気を付けください!

 

それにしても海が綺麗でした!

 

実は4つPilboxがあり、これが2番目です。

ずっと直射日光を浴びていて、汗がびっしょりです。Tシャツの色が半分変わっております笑。

日差しが強いので日焼け止めは必須で、汗を大量にかくため、水も最低500ミリリットルは持参ください!

 

せっかくなので、4つ目のピルボックスの中に入ってみました!

 

外壁だけではなく、内壁もぎっしりカラフルな落書きがありますねー。

 

とても良いハイクでした! 合計2時間ほどかかりましたが、通りすがったのは20-30人くらいで、ほとんどがローカルの方。ラニカイのピルボックスよりもだいぶ静かです。日本人観光客には一人も出くわしませんでした!

インスタ映えする写真が撮りたい人、あまり知られていないハワイの穴場に行ってみたい人にはお勧めです!

ハワイ旅行の定番!ラニカイピルボックスからの眺めは最高!

LANIKAI PILLBOX HIKE

  • 住所: 265 Kaelepulu Dr, Kailua, HI 96734
  • アクセス:ワイキキからバスを乗り継いで1時間20分程、バス片道料金 $5.50。車で30分、駐車料金無料(Kailua Beach Parkに駐車)。
  • 営業時間: 6:00-20:00
  • 費用: 無料
  • 持ち物:タオル、水分
  • トイレ:最寄りのKailua Beach Parkを利用(トレイル入り口から徒歩20分程)

 

カイルアビーチに車を停め、そこで海水浴を楽しんで、トイレを済ませてから歩いて向かいました!

 

カイルアビーチは、何といっても青と緑色の海と、柔らかい白浜が魅力的でした!全米ナンバーワンビーチにも選ばれたことがあります!

砂がソフトで、歩くとかなり奥まで足が沈みます!とても気持ちかったです!

残念ながらカイルアビーチには、サンゴがなく、全く熱帯魚がいませんので、シュノーケリングというよりかは、眺めを楽しむのがメインでした。

 

カイルアビーチから歩いてすぐにあるLanikaiの像を通過します。

道中で多くの日本人観光客に遭遇しました笑。特に2-4人くらいの若い女性グループが多く、みんなレンタルサイクルでトレイルの入り口まで行って、そこにある自転車置き場にレンタルサイクルを停めていました。

車で行ったので、レンタルサイクルはしませんでしたが、次回はトライしてみたいです!

入り口は住宅地の通りにあって、意外なところにあるので驚きました。以下が入り口のサインです!

 

道中で通り過ぎる住宅は数億円しそうな豪邸ばかり。 

 

ローカルにとっては、毎朝の散歩コースなんでしょうね。羨ましいばかりです。。。。

結構険しい道のりで、坂が急だったり、足場が滑りやすかったりするため、スニーカーで行くことをお勧めします。

登りは、ずっと左手にラニカイビーチが見えて眺望は最高でした!

 

あまりの絶景に何度も写真を撮ってしまいました!

 

急な坂で心臓はバクバクで、汗はだくだくでした。結構傾斜ありますよね。下の写真でわかりますかね? 

日焼け止め、汗拭き用のタオルと水はお忘れなく!水は最低500ミリリットル、できれば1リットルは持っていきたいですね。

 

ハイキングは20-30分あれば山頂に到着します! 

海だけでなく、山ビューもいですよねー。

 

ピルボックスとは、防御陣地という意味です。今では、ウォールアートだらけで、とてもカラフルです。

ピルボックスの上には数多くの日本人の女の子がいて、順番に写真を撮っていました!かなり皆さん滞在時間が長く、インスタ映えする写真を何十枚、何百枚もとっていた印象です。

写真撮りましょうか?という口実でナンパするには最高のスポットだと思います笑 日焼けとトイレを我慢できるのなら、何時間も居座って数十組に話しかけられると思います! 

Lanikaiとは天国の海という意味らしいですが、まさにその通りの長めでした! 

もしもっと本格的なピルボックスハイキングを楽しみたい場合はMaili Pink PillBoxを試してみてください(ここをクリック)! ローカルばかりで、日本人観光客にはあまり知られてない穴場です!

 

ワイキキから徒歩20分! ダイヤモンドヘッドをバックに屋外筋トレ

KAPIOLANI PARK

  • 住所:Kapiolani Park, Honolulu 
  • アクセス:ワイキキビーチ(シェラトンホテル)から徒歩約20分。バスで15分、バス片道料金 $2.75。車で10分、駐車料金無料(路上駐車)。
  • 営業時間:6:00-22:00
  • 料金:無料
  • 持ち物:タオル、水分。

普段からジムに通って筋トレされている方は、ワイキキに長く滞在すると筋トレをしたくなりますよね(私はいつもうずうずしてます)。シュノーケリングやウォーキングをたくさんすると思いますが、それでも筋トレにとは違いますからね。

そんな時にとても便利なのが、KAPIOLANI公園のアスレチックエリア!

ここでは、懸垂、斜め懸垂、ディップス、片足スクワット、腹筋ができる器具が揃っております!

上半身裸で筋トレと日焼けを楽しんでいる若いアメリカ人男性が2-3人いました(笑)

しかもバックにはダイアモンドヘッドがあり眺望も最高です!

うんていと懸垂用の鉄棒。久しぶりにうんていしたら、手のマメが潰れてしまい、その後2-3日は海に入るたびにしみました。。気を付けてください(笑)

斜め懸垂用の鉄棒と、腹筋用のベンチ。

バランスを取りながら歩く器具(すみません、名前がわかりません)と片足スクワット用の器具もあります。

最後にディップス用の器具。他にも、公園内にはテニスコートが4面あり、どれも無料で使えます。

わざわざテニスラケットを日本から持ってきている人はいないと思いますが、ハワイに住んでいる人はお金を払わずにいい汗流せますね。

テニスコートのルールを見てみると、1グループあたり45分間使ってよいそうです。

ワイキキからバスで30分!全米No1ビーチでシュノーケリング

HANAUMA BAY

  • 住所: 100 Hanauma Bay Rd., Honolulu
  • アクセス:ワイキキからバスで約30分、バス料金 $2.75。車で25分、駐車料金 $1。
  • 営業時間:6:00-18:00 or 19:00(季節によって変動)。火曜日、祝日は休み。
  • 入場料金:$7.50 (13歳以上)
  • 持ち物:水着、タオル、水分、食べ物(長居する場合は)

2004年と2016年に全米ベストビーチに選ばれている透明度抜群のビーチ。シュノーケリングには最適です!

ウミガメに遭遇することもあるらしいです!私は4回行きましたが、今のところ見てないです。。。

敷地内は狭いですが、昔は王族以外は立ち入ることができなかった神聖な場所。

自然保護区に指定されているため、入場の際には注意事項に関するビデオ観賞が必須です。

そのおかげで、サンゴが多く生息しているため、様々な種類の熱帯魚が見つけることができました!

ライフガードもいて、小さなお子さんを連れた家族も安心。家族連れが圧倒的に多かったです。

売店がないので、水分と食料の持参をお忘れなく!私は空腹に負けて長居ができませんでした。。。

 

ワイキキビーチで花火観賞

HILTON HAWAIIAN VILLAGE

  • 場所: Hilton Hawaiian Village の目の前のビーチ
  • 時間: 毎週金曜日夜7:45スタート

ワイキキビーチでは毎週花火が見れます! 5分くらいで時間は短いですが、ビーチに座ってみると目の前で花火が打ち上げられるので迫力が満点!

花火が終わる前はワイキキビーチの夕陽を、花火が終わった後はワイキキビーチ夜景を楽しみました。

夜になると人数はだいぶ減って、波の音だけ聞こえてとてもリラックスできました。

ドリンク一杯でワイキキビーチの夜景とライブ演奏を堪能できる店

House Without A Key

あの有名ハレクラニホテル内にあるワイキキビーチに面したオープンレストラン。目の前はパワースポットで有名のカヴェヘヴェヘ(Kawehewehe)。なんとドリンクオーダーのみで、ハワイアンミュージックを楽しむことができました!

予約なしで7時に行って、約20分でテラス席に案内してもらえました。

夕陽をバックにリラックシングなハワイアンミュージックを聞ける最高の体験。ドリンクだけで2時間も長居をしてしまい、一気に一日の疲れがとれました!

頼んだドリンクは以下の二つ。

  • $12 Fruit Smoothie:グアバとマンゴー味を選択。しっとりしたマックのシェークみたいな味でグアバとマンゴーの味はそこまではっきりとなかったが、とても美味しかったです。
  • $16 Hula punch:クランベリージュースを、ピーチ系のリキュールとベリー系リキュールで割ったフルーティーで、女性が好きそうな味でした。

 

そもそもテラス席では、ライトな食事しかとれないので、他のレストランでしっかりとおなかを満たしてから、行くことをお勧めします。

夜空も雲一つなくきれいでした。  

ワイキキでヘルシーな食事を全品5.5ドルで楽しめる店

HEAVENLY Island Lifestyle

素材にこだわっており、現地調達のヘルシーなメニューがメインでした。店内は、清潔感と解放感で溢れていました。また、お金を出さないとフレッシュな野菜が食べれないハワイでは、安く食物繊維が摂取できる希少な場所です。オーナーは日本人で安心!

ハッピーアワーメニュー(2020年2月時点):

頼める食べ物メニューが少ないので、4品全て頼んでみました!

 

頼んだドリンク:$3.50 BUD LIGHT & $4.00 BLUE MOON

 

頼んだメニュー①$5.50 Kauai Garlic Shrimp

カリカリ香ばしいが同時に柔らかく、頭から尻尾まで普通に食べられました。ガーリックの味がするが、少し控えめ。下にしいてあるケールの味が超濃厚。シュリンプとケールのナイスコンビネーションでとてもおいしく頂きました!

 

頼んだメニュー②$5.50 Organic Potato Wedge

ポテトは、塩分控えめに少しペッパーがかかっている程度で、じゃがいもの素材を楽しむスタイル。食べるととてもホクホクしていて、じゃがばたって感じでした。ケチャップととても合う。

 

頼んだメニュー③$5.50 Local Avocado Guacamole

ワカモレには、コーンのチップスと紅芋チップスがついてきました。なかなかお目にかかれない紅芋チップス。少し脂っこかったですが、食感はサクサク凸おばしく、はまっちゃいました。結局2回頼みました(笑)。これはぜひ頼んでほしいです!

 

頼んだメニュー④$5.50 Organic Buffalo Chicken Wings:

  • エビチリの味付けで、結構スパイシー。他のメニューとは違って、しっかりと味付けがされてました。手がべとべとになりますが、定員の方がこまめにおしぼりを出してくれたので問題なかったです。さすが日本人オーナー店のサービス! こちらにもケールがついてました。

ワイキキで10ドルでボリューム満点のおいしいピザが楽しめる店

Maui Brewing Co. Waikiki

テラス席、バーカウンターがあり、とても開放的で雰囲気が良い空間。2人でピザ、フレンチフライとそれぞれドリンクを頼んでも$30とコスパが非常に良いです。

大きな倉庫のような外観。左手の階段を上がった3階にあります。あとで気づいたんですが、右手にエレベーターがありました(笑)

ハッピーアワーメニュー(2020年2月時点):

なんとワイキキでピザ一枚10ドル!スターター系もどれも$10未満で楽しめます!

 

頼んだドリンク:$5.95 PINEAPPLE MANA

その名の通りパイナップル風味のビール!

 

頼んだメニュー①$10 Pizza = THE BREWMASTER

ピザの生地は、アメリカでありがちの太くてもちもちしたものではなく、薄くてクリスピーでした。赤ピーマンとスパイシーソーセージがどちらもピリッと辛く、上手くシンクロしてました。大きさは、二人でシャアするにはちょうど良い程度。とてもおいしくて、大満足!

頼んだメニュー②:$3.75 HOUSE CUT FRIES:

フライはかりかりでポテトチップスの一歩手前状態。ポテト自体の味は薄く、濃いケチャップとよく合う。こちらとボリューム満点のピザ一枚とあわせれば、二人分のおなかを十分に満たせるはず!

フライはかりかりでポテトチップスの一歩手前状態。ポテト自体の味は薄く、濃いケチャップとよく合う。こちらとボリューム満点のピザ一枚とあわせれば、二人分のおなかを十分に満たせるはず!

宮古島バブルの背景と今後の展望

最近、週刊誌やニュースでバブルと騒がれている宮古島。場所によっては地価が500倍以上に急騰したところもあると報道されています。その背景と、今後の展望について現地に行って探ってみました!

宮古島バブルの背景

宮古島人気急騰の起点は、伊良部大橋の開通とされています。伊良部大橋は、2015年に開通した全長3,540メートルの橋であり、通行料金をとらない橋としては日本で最長です(ソース:Wikipedia)。

橋からの眺望はまさに絶景でした! 将来アーリーリタイアして南国の島に移住したい私にとっては絶好の候補地です! 住みたい島移住前にチェックしておくべき5つの指標についてはこちら

橋で撮った写真が瞬く間にSNSで拡散し、「行ってみたい」、「ドライブしてみたい」と好奇心に掻き立てられるのでしょう。インフラとして島と島を結ぶ目的で建設された橋が、大きな観光資源となっていました。

橋だけがすごいのではなくて、橋の開通をきっかけに、宮古ブルーと称される美しい海を全世界に発信できたことが観光客の集客につながったと思います。

宮古島には、川がなく土砂が海水に流れ込まなくなっており、海水の透明度が高いです。また、沖縄には全世界に800種類あるサンゴ礁のうち、200が生息しているそうです。島の周りを囲んでいるサンゴ礁の浄化作用で海水が綺麗になります。このような自然の偶然が重なって今の宮古島を作り出しているのです!

宮古島の順調な観光業

観光客数は、伊良部大橋が開通した2015年以降倍増しています。2015年に53万人だった観光客が、2018年には114万人まで伸び、2倍以上に増加しました。

(ソース:宮古島市)

2019年は4月―12月実績しかないため、その9か月分の対前年比%と同じ水準で2020年1月―3月も推移すると想定しています。

更に、2019年3月より下地空港が開設し、宮古島初の国際線も開通。2019年には10万人、2020年には30万人の観光客が下地島空港経由で訪れると予測されています(ソース:三菱地所)。

また、平良港では、より大型のクルーズが寄港できるように整備が進められています。2015年には13回しかクルーズ船の寄港がなかったのが、2018年には143回まで上昇し、更に2020年は既に300以上の予約があるらしいです(ソース:宮古毎日)。

このように観光客の大幅な増加に伴い、宮古島では観光客を受け入れる体制づくりに積極的なのですね!

 

観光業の宮古島経済への影響

観光客が増えると、観光客が落としたお金で現地のビジネスが潤います。観光客が泊まるホテルの需要が増え、観光客が食事をする飲食店や、アクティビティーを提供するツアー会社、お土産ショップなどの需要も増えます。潤った現地のビジネスは、更なるビジネスの拡大へ向け、雇用拡大や、設備投資をする循環ができます。現在の宮古島の状況がまさにそうだと思います。宮古島の有効求人倍率は2倍近い水準です(ソース:ハローワーク宮古)。要するに、実際に仕事を探している人の数よりも、求人が2倍あります。

並行して、賃金も上がっているようです。正社員の賃金は2014年の17万円から、2018年には18.2万円へ上昇。パートの時給も同期間で820 円から950円へ上昇しています(ソース:宮古毎日新聞社)。

実際に島の人達に話を聞いたところ、仕事はすぐ見つかると仰っておりました。特に、ホテル、レンタカー、居酒屋は人手不足の様子。また、建築業でも慢性的な人手不足に陥っているらしく、島の外から建設作業員を集めていると聞きました。

これらの仕事目的で島に来る移住者の急増で、賃貸住宅の需給のバランスが崩壊しているようです。現地の人たちは、口をそろえて家賃が急激に上がっていると話しておりました。ワンルームマンションの家賃は、ほぼ東京都内と同水準の10万円近くまで上がっているとのこと。それでも供給が追いついておらず、何か月も入居待ちの物件が多数あるらしいです。

入居者増を受けて、宮古島市での賃貸住宅の着工件数が近年大幅に増えています。2014年に274件だったのが、2018年には、1,843件と約7倍も増えました(ソース:国土交通省住宅着工統計)。

 

宮古島ホテル建設ラッシュ

賃貸住宅の着工件数の増加の背景はホテルの建設ラッシュにあります。ドライブ中、所々でホテルの建設現場を見かけました。海沿いにある田んぼに、唐突に灰色のカバーを被った建物の骨組みが立っている光景を幾度と目にしました。

現地の人に話を聞くと、海沿いの土地の多くが既に大手のリゾート会社に買収されているようでした。宮古島で多くのリゾートホテルを経営するユニマットグループのユニマットプレシャスは、2019年に1,137室あるホテル客室数を2020年度末までに2,000室、24年度末までには、6,000室に増やす方針を発表しています(ソース:宮古毎日新聞)。

 

建設ラッシュ後のホテル稼働率はどうなるか

沖縄県が実施している宿泊施設実態調査結果によると、宮古島の客室数は2018年末時点で3,622室、一日当たりの収容人数で9,350人。2018年4月―2019年3月までの一年間で宮古島を訪れた観光客数は114万人。仮に一人当たり平均2泊したとすると、114万人*2泊=228万の宿泊者延べ人数がいたことになります。

収容人数を一年間分に置き換えると、9,350人*365日=341万泊分あったことになるので、延べ宿泊者数/収容人数=228万/341万=66.8%のホテル年間稼働率になります。単純計算ですが。。

ユニマットプレシャスの計画通りに2024年までに約5,000室増やすと、ホテル稼働率はどうなるのでしょう。宮古島の客室数は現在の3,622室から8,485室になり、一日あたりの収容人数は現在の9,350人から21,904人になります。年間にすると、約800万泊分の供給です。

もし観光客数が伸び悩んだ場合、どうなるのか。仮に2024年も2018年度と同じ観光客数で、平均宿泊数が2泊だったら、ホテルの年間稼働率は228万/800万=28.5%にまで低迷してしまいます。

客室単価の高い高級ホテルなら何とか凌げるかもしれませんが、安価な宿泊施設には、黒字維持をするのが難しい稼働率ではないでしょうか。

 

陰りを見せる宮古島観光客数とその影響

そんな中、観光客数の伸びが鈍化しています。上記に記載した通り2019年4月―12月の観光客数は、前年と同水準です。2018年度の114万人の2倍近い200万人を目標に掲げている宮古島。複数のホテルが開業し、下地空港も稼働し始めた宮古島にとって、前年と同水準だとコストに見合わないのではないでしょうか。

観光業はアップダウンが激しいです。もしも何か変化が起きて観光客が伸び悩んだらどうなるでしょうか。ホテルは想定通りに客数がこないので、コスト削減に走り、余分な残業時間を減らしたり、必要に応じて人員削減をせざるをえなくなります。

仕事目的で島に来た移住者は生計を立てられなくなり、島を離れます。賃貸物件の需要が下がり、それに伴い家賃も下がります。

一過性の労働力が多い分、島の人口は減り、賃貸需要の下落は激しくなります。一方で、建設してしまったマンションは、今後40-50年は稼働し続けなければなりません。賃料の高騰が急激だった分だけ、賃料の下落が急ピッチで進むと思います。

賃料が下がれば、物件から得られるキャッシュフローが下がるので、土地や建物の価値も下がります。また、同様にホテルの稼働率が下がれば、ホテルから得られるキャッシュフローが下がるため、今まで高騰していたリゾート開発用の土地の価値も下がります。

 

宮古島観光の今後の展望

少しネガティブな話をしましたが、超長期的なスパンでみると、宮古島の観光客は伸び続け、宮古島の経済発展をけん引すると考えています。その理由は、豊かな観光資源(宮古ブルー、ダイビングスポット、伊良部大橋)、観光客誘致に積極的な姿勢に加えて、アジアからのアクセスの良さです!

ハワイと比較してわかった沖縄の観光ポテンシャルで触れましたが、中国、韓国、台湾、香港といった大きな経済圏から直行便のフライトタイムで3時間でアクセスできる距離にあります。それにもかかわらず、2019年3月の下地空港開港でようやく香港からの直行便ができた程度で、その他の国からは未だ直行便がないのです。

宮古島市が積極的にクルーズ寄港回数を増やすのに加え、アジアのメジャーマーケットからのフライト直行便の開拓が進めば、更に観光客が増えますよね! まだ未開拓な分、それだけポテンシャルが残っているということと解釈できます。

お金があれば今のうちに宮古島に土地でも買っておきたかったですね。。(笑)

ハワイと比較してわかった沖縄の観光ポテンシャル

最近、観光客数が急激に増加している沖縄。2018年に初めてハワイの観光客数に追いつき話題になりました。沖縄は、ハワイと比較してアジア主要国からのアクセスが断然良いため、観光客を誘致しやすいです。

沖縄へ多くの観光客が押し寄せている中国(2018年観光客数: 69万人)、香港(23万人)、台湾(92万人)、韓国(55万人)から沖縄への距離は、東京から沖縄への距離よりも近い。人口減少と経済低迷で国内からの観光客数が伸び悩んだとしても、アジア大国からの集客に成功すれば成長し続けられます。中国、香港、台湾、韓国の総人口をあわせると約15億人の巨大なマーケットになり、日本の人口の10倍以上。

一方で、ハワイが狙う主要マーケットは、距離ベースだと、アメリカ本土、カナダ、メキシコが一番近いです。これらのマーケットの総人口は5億人弱。沖縄がターゲットにするアジアマーケットの1/3の規模でしかありません。

ハワイにおいては、日本から多くの観光客を誘致できていますが(127万人)、直行便で約8時間かかり、その分フライト費用も高いですよね。また、オーストラリアからも多くの観光客が訪れていますが(32万人)、こちらも直行便で10時間近くかかり、費用もかさみます。そのため、中国から沖縄へ行く手軽さではないです。

沖縄ハワイの観光客の内訳比較

 

以下の積み立て棒グラフが示している通り、ハワイと沖縄の観光客数はここ20年弱で順調に増えています。ただ、その内訳をみると、ハワイは国内、海外の観光客ともに徐々に伸ばしている中、沖縄は、海外からの観光客の数を大幅に伸ばしています。

ハワイと沖縄の観光客数の推移 2001-2018(データソース:沖縄県、ハワイ州)。オレンジ:ハワイ国内、黄色:ハワイ海外、青:沖縄国内、水色:沖縄海外

2001年から2018年の海外からの観光客数の変化は、ハワイが200万人から300万人に増えたのに対して、沖縄は20万人から一気に290万人と猛追しています。

 

主要マーケットの人口、一人当たりのGDP、直行便の有無

 

今後の沖縄、ハワイの観光ポテンシャルを測るため、それぞれがターゲットとするマーケットの人口と一人当たりのGDP、距離、直行便の有無で比較してみました。沖縄本島、ハワイの3島以外にも、今後の大きな飛躍が期待できる宮古島、石垣島、奄美大島、小笠原諸島、夏休みの海外旅行の定番だったサイパン、グアムもついでに比較してみました。

主要マーケットの人口

 

沖縄のターゲットマーケットとして、現在観光客を多く輩出している中国、香港、韓国、台湾と日本を選んでいます。これらの国の人口をあわせると16億人を超します。

その中でも、中国の人口が14億人で圧倒的多いです。この構造は、これから10年、20年で揺るぐことはないはずです。印象としては、香港、台湾は人口が少ないわりには、数多くの観光客が訪れています。

他にもアジアには、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピンのように人口が多い国がありますが、これらの国は、沖縄よりも近い距離にプーケット、バリ、ボラカイといったリゾートがあるのと、給料水準がまだ低いので除外しています。実際に、現時点では沖縄への観光客数も少ないですし。

ハワイのターゲットマーケットは、観光客の85%を占めているアメリカ本土、カナダ、日本、オーストラリアがメインになります。まだ観光客は少ないですが、距離的に近いメキシコも入れると、ターゲットマーケットの総人口は6.5億人になり、沖縄のターゲットマーケットと比較すると規模で半分以下になります。

 

 

主要マーケットのGDP/Capita

 

沖縄のターゲットマーケットの中で、中国が9,700ドルと最低水準。しかし、その伸びは著しいです。PWCのリサーチによると、2030年に26,900ドル、2040年に34,000ドル、2050年には47,400ドルまで上昇すると予測されています。従って、現在の水準から5倍の規模になります。

一方で、25,000ドルから48,000ドルのレンジにある香港、台湾、韓国、日本は比較的成熟しており、今後は大きな伸びが期待できないです。これらの国においては、人口の多くが既に行きたいところへ観光できていると推測います。

ここでのハイライトは、14億人の人口を有する中国が、5万ドル近いGDP/Capitaを持つことで観光へ多大な影響力を及ぼすことです。

それに対して、ハワイのターゲットマーケットは、アメリカ、カナダ、オーストラリア、日本のメジャー4か国が、39,000ドル-63,000ドルと高い水準を誇っています。

一番人口が多いマーケットのアメリカは、現在の62,794ドルから2050年には87,700ドルになると予測されています。中国よりも高い水準を維持することになりますが、現在の水準から40%しか伸びない計算なので、中国ほど多くの新規観光客を排出できないはずです。

一方で、メキシコが中国同様の成長が期待されており、現在の9,673ドルから、2050年には41,300まで上昇する予測になっています。その時には、ハワイもメキシコからの観光客に期待できるでしょう。しかし、人口が中国の10分の1のため、インパクトに欠けます。

 

主要マーケットから沖縄ハワイへの直行便

直行便がある観光地&マーケットのペアは、黄色のセルで〇、ないところは白のセルで×をつけています。

オアフ島へは、アメリカ、カナダに加え、遠く離れた中国、台湾、韓国、日本、オーストラリアからも直行便が既に存在しているため、だいぶマーケットの開拓が進んでいることがわかります。ハワイは観光促進のため、かなり昔から積極的にマーケットの誘致に取り組んできているためです。

沖縄本島へは、アジア各国からの直行便は既に開拓済みです。一方で、アメリカ、カナダ、オーストラリアからの直行便がありません。この要因は、沖縄がハワイほど観光誘致に今まで積極的ではなかったことに加え、北米人にとって、ハワイの方が距離的に近くにあるため、わざわざハワイを超えてまで沖縄に来る魅力は感じないからではないでしょうか。従って、これらのマーケットから沖縄への観光客は、今後もあまり期待しないほうがよさそうです。

マウイ島、ハワイ島、宮古島、石垣島といったサブアイランドは未だ直行便が少なく、もし就航した場合、観光客は大きく伸びるのではないでしょうか。

 

主要マーケットから沖縄ハワイへのフライト時間

 

下記に、各マーケットから観光地への距離をベースに想定フライト時間を算出してみました(Google Map使用)。縦軸が観光地、横軸がマーケットです。想定フライト時間が長いほど緑色、短いほど黄色にしています。

アジア各国から沖縄本島、宮古島、石垣島へは、1-2時間のフライト時間で行けることがわかります。小笠原諸島や奄美大島もそれに匹敵するほど近いです。一方で、サイパンやグアムといった人気リゾート地へのフライト時間は3-4時間になっており、沖縄の方がよりアクセスしやすいことがわかります。

アメリカ、カナダの西海岸からハワイへのフライト時間は、約5時間となっています。アジア各国からのハワイへのフライト時間にいたっては、7-10時間程度かかります。これは、空港までの移動、チェックインを考えると往復で丸一日潰れてしまうことを意味します。長期休暇を取らない限り割に合わないため、なかなか有休消化ができないアジア人からすると、敷居が高いです。

 

今後路線開拓が期待できるルート

 

次に想定フライト時間が3時間以内の観光地 – マーケットのルートだけ残して、それ以外はグレーで塗りつぶしました。既に直行便のが存在しているルートは〇、そうでないルートは☓にしています。

中国からは、3時間以内のフライト時間で行ける観光地でかつ直行便があるのは、沖縄本島だけです。宮古島、石垣島、小笠原、奄美大島へは、3時間で行ける距離ですが、未だ直行便がない状態です。

韓国からも同様です。韓国は、最近グアムへの観光客数が日本からの観光客数を上回るほど、グアム人気が強くなっています。韓国からグアムへのフライト時間は約4時間ですが、年間に75万人もの人が訪れています。75万人の1割でも集客できれば、観光客数が少ない宮古島、石垣島といったサブアイランドへは大きな影響があります。

香港と台湾からは、沖縄本島に加えて、石垣島へも直行便が存在しますが、本数が限られています。また、香港に至っては、最近宮古島への直行便が開通したばかりです。これらから言えることは、上記の島は観光ポテンシャルが大きいことということです。

残念ながらハワイはどの国からも3時間以内で行けないことがわかります。それでも世界各国から年間1,000万人の観光客を集めているのはすごい。

 

主要マーケットの沖縄ハワイペネトレーション

 

直行便があるからといって、そのマーケットを完全に開拓しきったわけではないです。まだまだこれから伸びるケースもあります。沖縄、ハワイに残されたポテンシャルを測るため、各主要マーケットからの観光客数をそのマーケットの人口で割ってみました。この数字は、人口の何パーセントが1年間で観光地に行っているかを表す数字でして、ペネトレーションと解釈してください。データがないため、観光地は沖縄本島、ハワイ、グアムに絞っております。

中国は、特出して全ペネトレーションが低く、一番高い沖縄でも0.05%と、1万人に5人しか行ったことがない計算になります。GDP/Capitaで説明した通り、中国の人口の大半が海外旅行に行けるほど裕福ではないからでしょう。

一方で、香港と台湾の沖縄ペネトレーションは3%を超えています。グアムの韓国ペネトレーションの約1.5%、ハワイのアメリカペネトレーションの約2%よりも高い数字です。やはり香港、台湾からだと1-2時間で沖縄にアクセスできるのでその影響が大きいのでしょう。唯一負けるのが、沖縄の日本ペネトレーションである5.5%です。

現時点での中国のGDP/Capitaは、香港の1/5、台湾の1/3ほどしかないです。それが2050年には現時点の香港と同等水準、台湾の2倍の水準にまで成長します。もし中国から香港、台湾と同じ人口の3%が沖縄に観光に来たら、それだけで沖縄本島への観光客数は4,178万人になります。沖縄への全体の観光客数が984万人(2018年)、中国人人口の3%がどれほど強烈なインパクトがあるかがよくわかりますね。

ハワイはどうでしょうか。まずは距離の近いアメリカ、カナダを見てみましょう。日本の沖縄ペネトレーションの5.5%と比較すると、アメリカ、カナダからのハワイペネトレーションの1.95%、1.48%はまだ小さく見えますね。しかし、日本から沖縄の3時間と比較するとアメリカ/カナダからハワイの5時間はだいぶ不利に働くため、今の水準が相応なのかもしれません。

アメリカのGDP/Capitaが2050年までに40%伸びる予測なので、アメリカからハワイへの観光客数が40%伸びるとすると、現在の640万人から900万人に+260万人増加しますが、中国単体で4,000万人を超えてしまう沖縄と比較するとだいぶ物足りないですね。

日本のハワイペネトレーションも大幅に伸びるとは思えないです。ハワイブームは昔から続いており、ここ10年は年間100万人前後の水準を維持している状況です。最近になってANAがハワイ線でA380を3機投入しましたが、それで観光客数が2倍に増えることはないです。

 

 

観光ポテンシャルは沖縄の方がハワイより遥かに良い

 

上記の通り、沖縄は中国をはじめとするアジアの大経済圏から圧倒的なアクセスを誇っています。人口14億人の中国は、沖縄で3時間以内に行けるのにも関わらず、沖縄ペネトレーションが隣接する台湾、香港と比較すると非常に低いですい(中国:0.05% vs 香港:3.14%, 台湾:3.86%)。その原因は、中国のGDP/Capitaの低さにあるといえます。

もし今後40年間で中国人のGDP/Capitaが予想通り5倍になると、現在の台湾、香港のそれを抜くため、中国からは爆発的な数の観光客数が沖縄に押し寄せるようになるのではないでしょうか。

一方で、ハワイは地理的に沖縄よりも不利で、その制約から既に成熟している国(アメリカ、カナダ、日本等)の観光客をメインターゲットになってしまっており、爆発的な伸びは期待できないと思います。