アーリーリタイアするために必要な投資額とは?

前回の記事では、米国株式S&P500に投資して老後資金3,000万円を得るには、各年齢ごとにいくら一括投資しなければならないかシミュレーションしました(前の記事はこちら)。

今回は、一定金額を毎月継続して投資した場合、何年後にいくらになるかをシミュレーションしてみました。目指すアーリーリタイアの年齢までに十分な資金を貯められるかのご判断に使って頂ければと思います!今回も前回と同じ5%の株式投資リターンを使っています。

 

定額投資でいくら貯まるか:投資運用@5%

 

以下のグラフは毎月の投資金額(縦軸)と、投資期間年数(横軸)ごとにいくらの資金を築けるかをシミュレーションしております。@5%リターンです。

ケース①:もし毎月3万円を今後40年間にかけて投資するのであれば、4,578万円になります。塵も積もれば山となると思いきや、投資原資は1,440万円だけです(3万円*12か月*40年=1,440万円)。その差額の3,138万円は純粋に投資効果によるものです。恐るべし投資効果。。

ケース②:もし投資期間を半分の20年にして、同じ4,000万以上の老後資金を築き上げるには、毎月いくら投資しなければならないのでしょうか。ぴったり同じではありませんが、毎月10万円の投資を20年間した場合、4,110万円になりますね。

この場合、投資原資は2,400万円になるため(10万円*12か月*20年=2,400万円)、差額の1,710万円が投資効果になります。ケース①と比較すると劣りますが、それでもありがたいですねー。

ケース①は1,440万円の原資で4,578万円。原資の3.18倍になっています。ケース②は、2,400万円の原資で4,110万円。原資の1.71倍です。ケース①はケース②よりも1,000万円近く少ない原資の捻出で、約450万円多い老後資産を築き上げられております。

このように、より少ない原資でもより長い期間投資することで、より多くの老後資金を築き上げることができるのですね!

ちなみに、私は30歳で貯金ゼロから米国株式投資を始めました。。もし20歳から始めていたらいくらになっていたのだろうといつもシミュレーションをしては悔しがっています(笑)。過去に戻れないことは知っているのですが、ついついくせで辞められません。。。

このような不毛な幻想にふけずにすむよう、早めに投資を始めることをお勧めいたします!

 

何歳でリタイアできるか:老後資金取り崩し&投資なし

 

では、この4,000万円以上の老後資金があれば、一体何歳でリタイアして、リタイア後に毎月いくら使えるのでしょうか!?

以下がリタイア年齢(横軸)とリタイア後(縦軸)にかかる毎月の支出をベースに必要な資金をまとめた表です。リタイア後は90歳まで生きるとし、リタイア時に株式投資はやめて老後資金を取り崩す前提です。

もし55歳でリタイア予定で、リタイア後は90歳で死ぬまで毎月10万円の生活費が想定されるのであれば、4,200万円の資金が必要になります。1) 家のローンが完済しており、2)年金ももらえるのなら十分な金額なのかもしれませんが、1)+2)の前提がなければ、都会で暮らすのは難しい水準ですね。

 

何歳でリタイアできるか:老後資金取り崩し&投資運用@2%

 

では、リタイア後も毎月一定額を取り崩しながら、残りの老後資金を投資運用することで減少ペースを抑えたらどうなるのでしょうか。投資スタイルはアグレッシブなリターン狙いの投資(5%)から、資産を守る保守的なスタイルに切り替え、2%リターンで計算しております。

先ほどのケースと同じ55歳のリタイアで月の出費が10万円の場合、必要な老後資金は3,024万円になり、4,200万円から大幅に減りました!

たったの2%のリターンと思いきや、長期に渡るとかなりのインパクトですね。リタイア後も資産取り崩しながら保守的な投資を続けることが大切ですね!

むしろ、4,000万円以上の資金があれば、同じ55歳のリタイアで出費を15万円まで増やすことができますね。一か月プラス5万円の差はありがたいですね!

次に、FIREという十分な老後資金を貯め、その投資収益だけで生計を立てる方法を紹介します!

 

投資収益だけで生計を立てるFIRE方式

 

最近欧米で特に若い人の間で注目されているFIREというライフスタイルがあります。FIREはFinancial Independence and Retire Earlyの略で、できる限り早くリタイアして、仕事に拘束されない自由な人生を実現するというコンセプトです。

FIREでは、1年間の生活費の25倍の資金を最速で貯めて、その資金を投資運用することで取り崩しなしの生活を実現することを推奨しています。要するに1/25=4%の投資リターンでリタイア後も投資運用をするということですね。そうすることで、毎年必要な生活費と同等の投資収益をあげられるので持続可能ということです。

もし一年間の生活費が300万円かかっている方なら、貯めなければならない資金は300万円×25=7,500万円になります。以下に5%投資リターンのグラフを再掲載しました。7,500万円を貯めるには、毎月5万円の投資の場合、40年間続けないと到達しないですね。。ちょっと先が長い。。。

 

まとめ

 

  • 毎月3万円を5%リターンで運用することで、40年後には4,578万円になる。一方で、毎月10万円を5%リターンで20年運用しても、4,110万円にしかならない。
  • 上記の例のように、より少ない原資でもより長い期間投資することで、より多くの資産を築き上げることができる。
  • 55歳にリタイアし、リタイア後に毎月10万円使う場合、4,200万円の老後資金が必要になるが、もしリタイア後に2%リターンで資金運用をしたら、ほぼ同じ老後資金で毎月15万円使えるようになる。
  • たった2%のリターンでも、リタイア後も資産運用続けることで、可処分所得が大幅に増える。
  • 年間生活費の25倍の資金を貯めることができれば、資金の取り崩しなしで、投資収益のみでリタイア後の生活が送れるとFIREは推奨している。

もし条件を変えてシミュレーションをしたい場合はこちらからご連絡ください!各条件をカスタマイズできるエクセルを差し上げます!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。