コロナ緊急事態解除で島観光は活況を取り戻せるか

コロナにより世界的な自粛によりフライト乗客数が全世界で大幅に減っています。アメリカの2020年4月のフライト乗客数は対昨年度比で1/10まで下がり、コロナ感染がほぼ収束している中国でさえ、2020年4月は去年の1/3の水準にしか達していません。

アメリカでは、乗客の安全を守るため、マスク着用を必須化、両隣の席を空席にして50%の搭乗率でフライト運航することを議論しているようです(そもそも隣を空席にしたところでエコノミーの座席幅は42cmから45cmなので、ソーシャルディスタンスに必要な2メートルには届きません。。。)。

また、エアラインによっては体温チェックを実施し、体温が基準値を超えている乗客の搭乗拒否を検討しているところもあります。どちらにせよコロナに有効なワクチンが開発されて普及するまでは、行き先を問わず、乗客数及びに観光客は元通りにならないでしょう。

 緊急事態宣言解除後フライト搭乗率は戻るのか

 

 緊急事態宣言が完全に解除されたとしても、コロナが完全に収束していない中、飛行機を利用しないといけない島への足数は元通りにはならないと思います。

もし客足が長期間戻らないとなると、飛行機のリース代、人件費、整備コストといった多大な固定費抱えているエアラインは、そのコストを運賃に転嫁せざるをえなくなります。そうなると、一部の方には島観光が手の届かないものなってしまいます。

そこに追い打ちをかけるように、もし間の席を空けた50%搭乗率での運航が義務づけられると、尚更フライト当たりの収益を確保するため、運賃が高くなってしまいます。

 

 コロナが長引いた場合一番影響を受けない観光客層はどこか

 

一般的に若い方ほど低所得ですので、その層の島観光客数が減ります。一方で、お金に余裕がある中年~高齢の方々の多くも、コロナ感染してしまうと重症化するリスクがより高いことを理由に観光を控えます。若い方は金銭的な理由で来なくなり、中年~高齢の方は感染リスクを抑えるために来なくなると、総じて島への観光客数は減ってしまいますね。

そんな中、金銭的に余裕がある若者は一番影響を受けにくいそうだと思います。お金もあるし、健康面のリスクも限定的。従って、島の観光業に従事されている方々は、この層に対して高付加価値のサービスを展開するのが良いかもしれません。

LCCが多く乗り入れている島は観光客減のリスク大

 

 特にLCCが多くの観光客を運んでいる島は、コロナの収束が長引けば観光客が戻らないリスクがより高いと思います。なぜかというと、LCCの方がより迅速にフライト需要に合わせてフライト数を調整するからです。そして減ったフライトはすぐには戻りません。

 LCCは、座席の幅を狭めてギューギュー詰めにすることで、採算をとっています。一般的に、JALやANAのような大手エアラインは搭乗率60%が採算ラインですが、LCCになると搭乗率70%が採算ラインになります。既にどのエアラインも今現在運航便数を減らしていますが、採算ラインがよりシビアなLCCに関しては、より迅速にフライト数の調整、路線撤退の判断が必要になります。

もし路線撤退してしまうとフライトはゼロになります。また、その場合すぐに路線を復活させないケースが多いです。そのため、その分観光客数が長期に渡って減ってしまいます。

 

 コロナショックの島経済への影響

 

観光業が総生産(GDP)の多くを占めている島ほど、コロナの影響が大きいはずです。沖縄県は、17% (ソース:沖縄県)、ハワイは21% (ソース:ウィキペディア)、宮古島に至っては26%(宮古毎日新聞)も観光業が島GDPに対して占めています。小さな島になればなるほど、観光以外の産業を営む労働力、設備投資、ノウハウがないので、観光業に対する依存度が高くなる傾向にあります。

その観光業が不振に陥ると、島の雇用が減り、失業率が上がります。島で働く若者の中には、都市から出稼ぎに出ている人も多いため、仕事がなくなると島を離れてしまいます。そうなると、その分島の人口が減ってしまいます。同時に、観光業のビジネスを経営している現地の人は、資金繰りに困り、倒産してしまうところも出てきます。

特に、空港、ホテル、マンション、クルーズ船ターミナルの建設ラッシュが続いていた宮古島は、壊滅的なダメージを受けるのではないでしょうか。より多くの観光客を受け入れる体制を大規模に進めていたら、想定外にコロナで観光客が大幅減少。コロナが完全に収束すれば、きっと観光客が元通りに戻ってくるとは思いますが、それまでの期間、果たして激減した売上で資金繰りはできるのでしょうか。現状はとても厳しいと思います。宮古島についての過去の記事はこちら

 

コロナ収束後に島観光は元に戻るのか

 

コロナが完全に収束すれば若者に限らず、中高年の方も安心して飛行機に乗れるようになります。そのためレジャー客は戻ると予想します。一方で、ビジネス客は減少すると予想します。

その背景には、在宅勤務普及による出張の必要性の見直しがあります。一例にしかなりませんが、私が勤めている企業でも緊急事態宣言中は在宅勤務で、全ての会議をテレビ電話で済ませました。取引先との商談も含めてです。通勤をしなくてよかった分、拘束時間が減り、生産性は上昇しました。

 出張は、社員のモチベーションアップ、士気を上げに効果的ですが、テレビ会議で社内外の商談を済ませられるのなら、出張費を払う側の企業にしてみれば削減したいコストですよね。そういう意味で、コロナは企業が出張が必要ないと証明する良い機会になりました。 出張者が多くを占めている東京、大阪、名古屋といった大都市を結ぶ路線ではより顕著に搭乗者数が落ち込むでしょう。島へのビジネス客数は少ないので、その分影響は限定的かと思います。

 

 まとめ

 

    • コロナが収束するまでは島観光客の落ち込みは続く。感染すると重症化のリスクの高い中高年の方は特に観光を自粛すると思います。
    • コロナが長期化すれば、フライト運賃が高くなることで観光客がさらに減少する負のスパイラル。金銭的に余裕がある若者くらいしか旅行しなくなります。
    • 小さな島ほど観光収入に依存しているので打撃が大きい。そういった島では人口が減るリスクもあります。
    • コロナ後は、レジャー客は戻ると予想するが、ビジネス客は戻らないと予想します。

コロナショックのハワイ不動産価格への影響

コロナの影響で経済活動が制限され、世界的に経済成長が鈍化しています。IMFは、コロナ感染拡大前の2020年1月に2020年の世界GDPを+3.3%成長と予測していましたが、2020年4月の予測では-3%減少に大きく下方修正しています。アメリカは-5.9%の減少、日本も-5.2%の減少と、日米はどちらもリーマンショック並みの減速になってしまうようです。

 コロナで顕著に悪影響を受けているのは、世界的な外出自粛により旅行客が大幅に減った観光産業です。特にハワイは、GDPの21%を観光産業が占めているので(source:Wikipedia)、その打撃は何倍も大きいはずです。

今回は、コロナがハワイの不動産に与える影響と、ハワイの不動産価格の見通しについて考えてみました。私はハワイ(主にホノルル)に家を持つことが昔からの夢で、それに向けて仕事&投資に精力を注いできました。特に、私が狙っている平均的な収入のローカル世帯が住める価格ゾーンの家にご興味がある方には参考になるかと思い共有させて頂きます!

 

 ハワイ不動産価格推移 1980-2019

 

まずはハワイ不動産価格がどのように推移してきたかを調べてみました。以下のグラフは1980年からの2019年のハワイ物件の年間平均価格(Transactionベース)を表しています。1980年1-3月期を100%としていて、2019年には 659.5%なので、直近40年間で6.6倍にまで上昇したのですね!

(Data Source: Federal Reserve Bank of St Louis)

価格トレンドは概ね右肩上がりで伸びてきていますが、全く下がらないわけではなさそうです。例えば、2007年に539.4%だったのが、2012年には443.4%まで下げており、約-18%の下落になります。これは、明らかにリーマンショックの影響ですね。よく不動産エージェントの方々から伺うのは、ハワイは世界中から需要がある一方で、不動産供給が限られているため、価格の下落は限定的とのことです。確かに他の地域と比較するとそうかもしれませんが、買う側からしてみれば、-18%でも安く買えるのであればそうしたいですよね。

-18%の下落率とは、元々5000万円のコンドミニアムなら4100万円まで下がることになります。この900万円の差は大きいですよね!

何がハワイの不動産価格に大きく影響を与えているのか気になりますよね。リサーチしたところ、どうやら失業率が不動産価格と密接に関係しているその二つを見てみましょう!

ハワイ失業率と不動産価格の関係性

 

以下のグラフは、オレンジがハワイの失業率%の推移(左軸の2%から8%の範囲)、ブルーが不動産価格の対昨年比の変化率%になっています(右軸の-20%から25%の範囲)。失業率と不動産価格変化率が綺麗に反比例していることが一目瞭然ですね!失業率が上がると、不動産価格が下がる!

(Data Source: Federal Reserve Bank of St Louis)

 普通に考えても、失業者が増えると不動産購入を検討していた人は買い控え、需要が減りますし、同時に、不動産保有者はローンが払えなくなり売りに出だす人が増え、供給が増えます。需要が減る中、供給が増えるので、価格は必然的に下がりますよね。

 ハワイの高級不動産に関しては、失業率が上がろうが保有者は大富豪の方が多く、資金面で余裕があるため、投げ売りをする必要がなく、不動産価格への影響は限定的だそうです(よくエージェントからそう聞きます)。

一方で、一般の方が住めるよりリーズナブルな価格の不動産に関しては、保有者、購入者共にローカルが多くなり、その中には観光業に従事されている方も多数いるので、コロナ影響で観光業が冷え込めば失業してしまいます。2019年に購入されたハワイ不動産物件に占める外国人割合はたったの3%程度ですので、やはりローカルの方々の経済状況が大いに反映されます。

資金を潤沢に持っている賃貸収入目的の投資家としても、失業者が増えて賃料が下がるかもしれない、あるいは払ってもらえないかもしれない状況下で投資はしないですよね。

では、実際に観光業が落ち込んで失業率が高かったリーマンショック時代に、不動産価格はどう推移したかズームインしてみましょう!

リーマンショック中のハワイ失業率と不動産価格の変化

 

リーマンショック時の失業率は、2007年の2.8%から2009年に7.2%まで上がり(黒の点線の矢印)、2010年-2011年も高止まりで推移していました。不動産価格は、2005年の+24.4%という急上昇を遂げた後、2008年には-4.9%の下落に陥り(赤の点線の矢印)、2009年に-8.6%, 2010年に-3.9%、2011年に-1.5%の下落と、低迷が続きました。

(Data Source: Federal Reserve Bank of St Louis)

 元々リーマンショック前に価格が急上昇していたこともあり、ある程度の調整が入ったとも解釈できますが、リーマンショック以外の期間を見ても、失業率と不動産価格は綺麗に反比例しているように見えるので、世界有数のリゾート地であるハワイでも失業率が不動産価格に与える悪影響は避けられないということですね。では、リーマンショックで7.2%まで上がった失業率は、コロナショックで何%まで上がったのでしょうか。

コロナショックを受けたハワイの失業率

 

HawaiiNewsNowによるとハワイの失業率は4月になんと35%に達したそうです。過去前例のない高い水準です。リーマンショック時でさえ7.2%だったので、その5倍にも及びます。

それもそのはず、観光客数はロックダウン前の3月ですら対昨年度比-53%という大幅下落。ロックダウン中の4月の観光客数はほぼゼロになるでしょう。この観光業の大不況を受けて、日本と違って解雇が容易なハワイでは、大幅な人員削減が行われてしまったのですね。ハワイで出会ったレストランのウェイター、ホテルの受付、ハウスキーパーの方々は、皆さんとてもフレンドリーで親切だったので心苦しいです。。。一刻も早くコロナが収束し、観光業が再開することを祈っております。

話を戻して35%の失業率が不動産価格に与える影響ですが、失業者の方の経済的ダメージを軽減すべく政府が救済策に乗り出しております。これも不動産価格に影響してくるので調べてみました。

 

コロナショックに対する政府救済施策

 

コロナショックにより職を失った、あるいは収入が大幅に減った方を対象にアメリカ政府は以下の救済施策を打ちました:

  • 不動産オーナー向けの対策:最大360日間ローンの支払いが免除され、その分の支払いはペナルティーなしで延期できる(Federally Back Mortgageをいうハワイ全体のローンの6割を占めるローンが対象)。
  • テナント向けの対策:4月は家賃が払えなくてもオーナーは立ち退き依頼の手続きができない。また、ある一定の条件を満たす場合は、2020年7月25日まで、またはロックダウン終了後最大120日間は立ち退き依頼の手続きができない。

 このような救済施策のおかげで、今すぐに不動産を売却せねばならないケースは抑えら、直近で不動産が急落するということはないかもしれません。とはいえ、いつまでも高い失業率が続くことになると、政府支援の期限が切れて破綻するケースも増えますし、不動産を購入する収入もないとなると需要も下がるので、不動産価格は下がります。では、コロナショックで前例のない失業率を招いてしまったハワイ観光業の展望はどうなのでしょうか。

 

今後のハワイ観光業の展望

 

ハワイ観光業の展望は、どの程度コロナ影響が続くかに一番大きく依存します。残念ながら、コロナがいつ収束するかは現時点では誰もわかりません。先日、トランプ大統領がワクチンは2020年内に開発できると宣言しました。専門家によると今から1年以上かかるとの見解だそうですが、仮に年内に開発できたとしても、コロナ前の世界にはすぐには戻らないと思います。

 なぜかというと、ワクチンが開発できたとしても、1) 果たしてワクチンは万人に効くのか、2) どこまでコロナ感染症状が完治するのか、3) 副作用はないのかの3つの課題が残ると思います。もし1) – 3)を完璧にクリアしたワクチンが完成しれたとしても、人々のマインドが変わるのに時間がかかります。というのも、コロナを普通の風邪のように気軽にひけて、普通の風邪のように気軽に薬を飲んで直せるという確信を持てない限り、人々は極力コロナ感染の機会を避けると思います。

ワクチン開発が1年後の2021年4月になり、そこから人々のマインドを変えるとなると、2021年にハワイ観光客数がコロナ感染前の2019年の水準に一気に戻ると考えるのは非現実的です。

失業率が改善しないとなると、過去事例を見る限りは、不動産価格は下落傾向になります。2021年ホノルル不動産価格はどうなるのかアメリカNo1不動産アプリのZillowの予測を参考にしてみました。

Zillowの2021年ホノルル不動産価格予測

 

Zillowは、2021年3月のホノルル不動産価格は$705,049になり、2020年3月の水準よりも-3.7%下がると予測しています。どこまでZillowがコロナの状況を織り込んでいるのかはわかりませんが、下がることが予測されているのは明確です。

(Data Source:Zillow)

 

まとめ

 

これから最低1年くらいは、1)コロナの収束、2)ワクチンの開発、3)人々のマインドが元に戻るのに時間を要するため、ハワイ観光業及びにハワイ経済がコロナ前の2019年の水準に戻るとは考えにくいです。

その様な環境下、失業率が大幅に改善し、不動産価格が上昇する可能性は低いと思います。Zillowも2021年のホノルル不動産価格は-3.7%下がると予測しています。ハワイ不動産購入検討をされている方は、急がずに一旦1年間は様子を見るのが良いかもしれません。もちろん、個別に良い物件がない場合においてですが。

私は、今後1~2年しっかりとハワイ不動産の動向を勉強してから、検討しようと考えています。そもそも資金面の準備もありますし。。。もし皆さまのお役に立つ情報があれば共有させて頂きますね!

投資するならどっち?東京ワンルーム vsハワイコンドミニアム

将来ハワイに家を持ちたい!と思っている人は多いのではないでしょうか。私にとっても長年の夢です! ハワイとはいえ海外不動産投資になるので、国内不動産投資よりもハードルぐっと上がります。

最大の障壁が、海外不動産は現金での購入がほぼほぼ必須になる点です(厳密にいうと、融資してくれる銀行はあるものの、金利が高く採算があわないのと、借り入れられる金額が限定的という欠点があり、お勧めできないないので省きます)。

一方で、東京都のワンルーム投資は頭金ゼロで買えるという宣伝広告を目にしたことがありませんか。堅実にサラリーマンを続けていて、ある程度の収入をコンスタントに稼ぎだされている方は、この信用ステータスをフルに活用して条件の良い融資が引き出せます。

この融資の差を乗り越えてでも、どうしてもハワイ物件投資諦めたくない方のために、東京ワンルームとハワイコンドミニアムのキャッシュフローを比較してみました! 

 *物件のキャッシュフローシミュレーションは、それぞれ不動産エージェントの方から情報提供頂いて作成しております。物件によって条件は変わりますし、納めている税金で節税メリットも変わりますので、あくまでも目安としてお使い頂けますと幸いです(このシミュレーションの節税メリットは、年収1,000万円ベースで算出しております)。

物件基本条件の比較

東京の物件は、人気急上昇中の文京区のワンルームを選びました。三田線の駅から徒歩4分とアクセスが良く、高い稼働率が想定できますね。それに加え、2014年築の築浅です! 価格もワンルームでありがちなぎりぎりで2,000万円台に抑えられており、賃料もぎりぎり10万円を超える程度です。

 ハワイの物件は、皆が憧れるワイキキビーチから徒歩圏内のコンドミニアムを選びました! 1 BED/1BATHですが、58㎡あるのでゆったりした空間です。ワイキキビーチは見えませんが、目の前はAla Way Riverで、その後ろには山が見える長閑な眺望です。物件価格の差がそこまでない中、賃料が2倍以上の2,200ドル(24万円)ももらえるのは嬉しいですね!

1980年築で日本の感覚だと築40年でとても古いですが、ワイキキでは普通です。アメリカでは、建物が丈夫に作られているらしく、しかも地震がないため、100年くらいは持つといわれています。

 では、この2件の収益性を比較してみましょう!

 

物件実質利回りの比較

賃料ではホノルル物件が2倍上でしたが、実質利回りでは文京区物件の方が良くなります。これには驚きました。。。ハワイに物件を買いたかったので残念でもあります(笑)。

収支が逆転してしまうり要因は、ホノルル物件は賃料が高い分、それ以上に全費用が高くなっています。特に管理費であるHOA(Home Owner’s Associationの略)が月に82,000円かかってしまいます。HOAはテナントがいる/いないにか関わらず毎月発生します。空室が続いて賃貸収入が入らなくなった時のキャッシュるが怖いですね。

現金購入が必要で、かつ実質利回りも悪いハワイのコンドミニアム。金銭的なメリットは一切ないのでしょうか?! 実は、物件価格と賃料のインフレを考慮すると投資価値が一気に上がります!

 

ホノルルコンドミニアムの価格推移2011-2020年

(Source:Zillow)

上記は、ホノルルコンドミニアムの新築と中古をあわせた平均価格になります。2011年に約30万ドルくらいだったのが、2020年には45万ドルくらいまで上がっていますね! 10年で1.5倍になっているので、その期間の年間平均上昇率は4.1%あります。これならキャピタルゲインが期待できますね!

 エージェントから聞いた話ですが、ハワイ不動産価格は上がり続けていて、なかなか下がらないそうです。リーマンショック時も下落が限定的だったとのこと。ハワイ不動産の特徴として、売り出されている供給物件が非常に少ないのに対して、世界中から需要が集まるため常に需要過多。リーマンショック時は、この供給が更に絞られたため、価格が下がらずに持ちこたえられたようです。それなら安心して投資できますね! もちろん、お金があればですが。。

 また、米国の不動産は中古になっても価格が下がらないというメリットがあります。日本の不動産は、新築が高く、中古になった途端に価格が下がってしまう傾向にありますよね。一般的に築年数を重ねるにつれて物件価格が下がっていきます。一方で、米国では築年数は特に重視されていません。そのため中古物件でも値上がりするケースが多いです。建物が頑丈のためそこまで気にならないのでしょうね。

ホノルルに限っていうと、そもそも不動産用に開発できる土地がとても限られているので、どんどん新築が建って中古が見劣りしてしまうということがありません。なので買った後も十分に価格が上がることが期待できるのです!

 賃料も同じ動きをします。物件が少ない分、ホノルルに住みたい人が増えると賃料が上昇します。それに加えて、日米のインフレーションを比較すると、日本が0%前後なのに対して、米国が2%前後ですので、米国の方がより自然に賃料が上昇します。日本では、物件が年数を重ねるにつれて賃料が微減していく傾向にあるようなので、むしろデフレです。今後、両国がどのようなインフレ水準で推移するかは予測できませんが、両国のマクロ経済の予測についてはここをクリックしてください。

それでは、この物件価格と賃料のトレンド違いを織り込むべく、それぞれの物件を購入してから35年間賃貸運用してから売却した場合、キャッシュフローがどうなるか比較してみましょう!

 

キャッシュフロー内訳比較- 東京フルローン購入vs ハワイ現金購入 

日本と米国での物件価格/賃料と築年数の関係性の違いを加味すべく、文京区物件は毎年物件価格と賃料が-1%下落、ホノルル物件はどちらも毎年+2%上昇すると仮定しています。

物件売買キャッシュフロー: 売却額  - (ローン返済/購入額)です。文京区物件は購入時の出費とローン返済を合わせて4,000万円かかっているのに対して、売却時には1,700万円とその半分にもなりません。一方で、ホノルル物件は3,800万円の現金が最初に必要ですが、35年後には5,800万円で売却できます!結果、文京区物件は2,300万円の赤字に対して、ホノルルの物件は1,900万円の黒字になりました

東京の-1%の下落とホノルルの+2%の上昇のインフレトレンドの差が顕著に表われました。

 賃貸運用キャッシュフロー:文京区物件が2,500万円の黒字に対して、ホノルル物件は3,100万円の黒字です。もちろんインフレは賃料のみならず全費用で加味しています。また、費用が高い分、多少ホノルル物件の方が節税効果が大きくなりますね(物件の購入をされる前に、税理士の方に相談されることをお勧めします。上記は不動産エージェント情報に基づいて作っているだけです)

実質利回りでは文京区物件が上回っていましたが、35年間運用するとこちらもインフレ効果でキャッシュフローが逆転します。実質利回りの欠点はその時の賃料、費用、物件価格で計算されているスナップショットなので、今後の予測ではない点です。

合計キャッシュフロー:文京区物件で300万円、ホノルル物件ではなんと5,000万円にもなります! しかし、これは純粋な毎年のキャッシュフローの合算値です。実際にはインフレーションがあるので、お金の価値が変わってきます。現在価値に変換するには、インフレ分を割り引かないといけないです。ここでは、毎年1%の割引率(インフレ率)でNPV(正味現在価値)を計算しました。そうすると、それぞれ13万円と2,850万円と大幅に減ってしまいます。

以下わかりやすいように累積キャッシュフローのNPVを購入時から売却時までの35年間分棒グラブにしてみました。

 

年別累積キャッシュフロー比較① – 東京フルローン購入vs ハワイ現金購入

文京区物件は、購入時の出費が抑えられている分最初の赤字幅は小さいですが、賃料だけではローンの支払いをカバーできないため、毎年持ち出しが発生してしまい、その赤字が徐々に累積して大きくなります。35年後の売却時にNPVがプラスに転じますが、13万円と金額が小さいためグラフ上では確認が取れないレベルです。

 一方で、ホノルル物件は購入時に現金が必要で大幅な赤字スタートしますが、賃貸運用で毎年キャッシュフローがプラスになるので、徐々に累積赤字が少なくり、売却時に一気に2,900万円の黒字転換してますね。

参考までに、35年間現金保有した場合のケースも入れました。金額はホノルル物件の購入時に必要な3,800万円です。1%のインフレの中、何もせずに放っておくことで、35年後にNPVで1,100万円も損をすることになります。

それと比べると、文京区物件もホノルル物件もNPVはプラスなのでより魅力的です。仮に3,800万円を1%のリターンで投資運用していたら、インフレと同じ1%なので、NPVは0になっており、損しなかったことになります。

文京区物件はフルローン購入、ホノルル物件は現金購入となると、同一条件でのNPV比較ではありません。次は両物件現金購入で買った場合のNPVを試算してみました。

 

年別累積キャッシュフロー比較② – 東京現金購入 vs ハワイ現金購入

文京区物件のNPVは、フルローンでの購入ケースではプラス13万円でしたが、ここではプラス286万円に上がりましたね!ローンを活用しないことで、毎月の金利分を払わなくてよくなるので、その分NPVが良くなりました。しかし、ホノルル物件の2,900万円と比較すると見劣りします。

賃貸収入で頭金ゼロのフルローン支払いをほぼほぼカバーするスキームは、賃料が物件価格に対して高く、かつ超低金利で融資ができる日本ぐらいでしか実現きないスキームです。これは日本のサラリーマンの方の特権だと思います。

しかし、せっかく超低金利のフルローンで物件購入をしても、手元の現金の使い道が他にないのであれば、現金を使って物件購入して、NPVを少しでも上げたほうが良いですね。

では、最後に文京区物件をフルローンで購入して、残った手元の現金を5%リターンの株式投資に回した場合はどうなるでしょうか(米国株投資で期待できるリターン%についてはこちら)。両ケースともにホノルル物件価格同等の3,800万円を現金で持っており、文京区物件は毎月の赤字を補填する費用を差し引いた残りを5%リターンの株式投資したケースです。

 

年別累積キャッシュフロー比較③ -東京フルローン購入+株投資 vs ハワイ現金購入

文京区物件のNPVは、手元資金で株投資をすることでなんと12,300万円まで上がります! ずっと高く見えていたホノルル物件のNPV 2,900万円が小さく見えますね! これがフルローン融資を受ける最大のメリットです。ホノルル物件は現金が最初に必要なことで大きな機会損失をしてしまっていると言えます。

 

まとめ

一見、東京都のワンルームに投資する方が、1)頭金なしの超低金利フルローンで、2)かつ実質利回りも高いため、より金銭的なメリットがあるように見えましたが、ハワイのコンドミニアムは、物件価格と賃料のインフレ効果で、長期保有して売却すればより大きな収益をあげられることが今回のシミュレーションでわかりました。

しかし、東京ワンルームはフルローン融資を活用し、手元の現金を株式に投資することでより大きな収益をあげることが可能です。そのため、どちらの物件を購入するかは、単純に両物件のキャッシュフロー予測だけではなく、手元に余った資金のその他の使いみをしっかりと理解して進めたいですね!

もし物件を変えてシミュレーションをしたい場合、あるいは各条件(ローン金利、為替レート、割引率(インフレ率)等)を変えてシミュレーションしたい方はこちらからご連絡ください!各条件をカスタマイズできるエクセルを差し上げます!

 

ピンクピルボックスといえばここ!ローカルばかりのMaili Pink Pillbox

Maili Pink Pillbox

  • 住所: Waianae, HI 96792
  • アクセス:ワイキキからバスを乗り継いで1時間20分程、バス片道料金 $5.50。車で40分程、最寄りのSurfer’s Beach Parkに無料で駐車(トレイル入り口付近だと窓ガラスが割らることがあるそうなので)。
  • 営業時間: 24Hr(らしいです)
  • 費用: 無料
  • 持ち物:タオル、水分
  • トイレ:最寄りのSurfer’s Beach Parkを利用(トレイル入り口から徒歩5分程)

往復で1時間から1時間30分くらいかかりました。道のりは結構険しく、ハイキングというよりかは、ハードエクササイズでした笑。

ここが入り口!

特に何もサインはありませんが、歩いていたら普通にわかります。わからなければ誰かが来るのを待ちましょう!

 

歩き始めて最初のアトラクションがこれ!

岩の上に木が生えているようで根っこが丸見え。とても力強い木で、恐らくパワースポットなんでしょうかねー。みんなこの前で写真撮っていました!

 

これはいったい何なんでしょうね。

防御陣地なので、それ関連でしょうか!?

 

ようやく海が見えてきました!

綺麗ですねー。ラニカイピルボックストレイルと違って、道中はほとんど海は見えなかったです。ラニカイビルボックスハイクはこちら

 

海が見えない代わりにこのマウンテンビューが楽しめました!

Waianae山脈というらしいです。最高峰1,200メートル程度で、楯状火山といわれており、緩やかな傾斜と広い面積を有している火山だそうです。活火山ではなく、最後に火山が噴火したのは250万年前!

 

住宅地もぎっしりと詰まっております!

ラニカイビルボックスと違って、高級住宅ではありませんが、十分日本の家よりも大きいです!

 

ようやく頂上に到着!

頂上は細道で怖かったです。。スリル満点とはこのことでした笑。

 

下を見下ろすと、、、

かなり急な傾斜になっており、落ちたら命を落としてしまいますね。。お気を付けください!

 

それにしても海が綺麗でした!

 

実は4つPilboxがあり、これが2番目です。

ずっと直射日光を浴びていて、汗がびっしょりです。Tシャツの色が半分変わっております笑。

日差しが強いので日焼け止めは必須で、汗を大量にかくため、水も最低500ミリリットルは持参ください!

 

せっかくなので、4つ目のピルボックスの中に入ってみました!

 

外壁だけではなく、内壁もぎっしりカラフルな落書きがありますねー。

 

とても良いハイクでした! 合計2時間ほどかかりましたが、通りすがったのは20-30人くらいで、ほとんどがローカルの方。ラニカイのピルボックスよりもだいぶ静かです。日本人観光客には一人も出くわしませんでした!

インスタ映えする写真が撮りたい人、あまり知られていないハワイの穴場に行ってみたい人にはお勧めです!

ハワイ旅行の定番!ラニカイピルボックスからの眺めは最高!

LANIKAI PILLBOX HIKE

  • 住所: 265 Kaelepulu Dr, Kailua, HI 96734
  • アクセス:ワイキキからバスを乗り継いで1時間20分程、バス片道料金 $5.50。車で30分、駐車料金無料(Kailua Beach Parkに駐車)。
  • 営業時間: 6:00-20:00
  • 費用: 無料
  • 持ち物:タオル、水分
  • トイレ:最寄りのKailua Beach Parkを利用(トレイル入り口から徒歩20分程)

 

カイルアビーチに車を停め、そこで海水浴を楽しんで、トイレを済ませてから歩いて向かいました!

 

カイルアビーチは、何といっても青と緑色の海と、柔らかい白浜が魅力的でした!全米ナンバーワンビーチにも選ばれたことがあります!

砂がソフトで、歩くとかなり奥まで足が沈みます!とても気持ちかったです!

残念ながらカイルアビーチには、サンゴがなく、全く熱帯魚がいませんので、シュノーケリングというよりかは、眺めを楽しむのがメインでした。

 

カイルアビーチから歩いてすぐにあるLanikaiの像を通過します。

道中で多くの日本人観光客に遭遇しました笑。特に2-4人くらいの若い女性グループが多く、みんなレンタルサイクルでトレイルの入り口まで行って、そこにある自転車置き場にレンタルサイクルを停めていました。

車で行ったので、レンタルサイクルはしませんでしたが、次回はトライしてみたいです!

入り口は住宅地の通りにあって、意外なところにあるので驚きました。以下が入り口のサインです!

 

道中で通り過ぎる住宅は数億円しそうな豪邸ばかり。 

 

ローカルにとっては、毎朝の散歩コースなんでしょうね。羨ましいばかりです。。。。

結構険しい道のりで、坂が急だったり、足場が滑りやすかったりするため、スニーカーで行くことをお勧めします。

登りは、ずっと左手にラニカイビーチが見えて眺望は最高でした!

 

あまりの絶景に何度も写真を撮ってしまいました!

 

急な坂で心臓はバクバクで、汗はだくだくでした。結構傾斜ありますよね。下の写真でわかりますかね? 

日焼け止め、汗拭き用のタオルと水はお忘れなく!水は最低500ミリリットル、できれば1リットルは持っていきたいですね。

 

ハイキングは20-30分あれば山頂に到着します! 

海だけでなく、山ビューもいですよねー。

 

ピルボックスとは、防御陣地という意味です。今では、ウォールアートだらけで、とてもカラフルです。

ピルボックスの上には数多くの日本人の女の子がいて、順番に写真を撮っていました!かなり皆さん滞在時間が長く、インスタ映えする写真を何十枚、何百枚もとっていた印象です。

写真撮りましょうか?という口実でナンパするには最高のスポットだと思います笑 日焼けとトイレを我慢できるのなら、何時間も居座って数十組に話しかけられると思います! 

Lanikaiとは天国の海という意味らしいですが、まさにその通りの長めでした! 

もしもっと本格的なピルボックスハイキングを楽しみたい場合はMaili Pink PillBoxを試してみてください(ここをクリック)! ローカルばかりで、日本人観光客にはあまり知られてない穴場です!

 

ワイキキから徒歩20分! ダイヤモンドヘッドをバックに屋外筋トレ

KAPIOLANI PARK

  • 住所:Kapiolani Park, Honolulu 
  • アクセス:ワイキキビーチ(シェラトンホテル)から徒歩約20分。バスで15分、バス片道料金 $2.75。車で10分、駐車料金無料(路上駐車)。
  • 営業時間:6:00-22:00
  • 料金:無料
  • 持ち物:タオル、水分。

普段からジムに通って筋トレされている方は、ワイキキに長く滞在すると筋トレをしたくなりますよね(私はいつもうずうずしてます)。シュノーケリングやウォーキングをたくさんすると思いますが、それでも筋トレにとは違いますからね。

そんな時にとても便利なのが、KAPIOLANI公園のアスレチックエリア!

ここでは、懸垂、斜め懸垂、ディップス、片足スクワット、腹筋ができる器具が揃っております!

上半身裸で筋トレと日焼けを楽しんでいる若いアメリカ人男性が2-3人いました(笑)

しかもバックにはダイアモンドヘッドがあり眺望も最高です!

うんていと懸垂用の鉄棒。久しぶりにうんていしたら、手のマメが潰れてしまい、その後2-3日は海に入るたびにしみました。。気を付けてください(笑)

斜め懸垂用の鉄棒と、腹筋用のベンチ。

バランスを取りながら歩く器具(すみません、名前がわかりません)と片足スクワット用の器具もあります。

最後にディップス用の器具。他にも、公園内にはテニスコートが4面あり、どれも無料で使えます。

わざわざテニスラケットを日本から持ってきている人はいないと思いますが、ハワイに住んでいる人はお金を払わずにいい汗流せますね。

テニスコートのルールを見てみると、1グループあたり45分間使ってよいそうです。

ワイキキからバスで30分!全米No1ビーチでシュノーケリング

HANAUMA BAY

  • 住所: 100 Hanauma Bay Rd., Honolulu
  • アクセス:ワイキキからバスで約30分、バス料金 $2.75。車で25分、駐車料金 $1。
  • 営業時間:6:00-18:00 or 19:00(季節によって変動)。火曜日、祝日は休み。
  • 入場料金:$7.50 (13歳以上)
  • 持ち物:水着、タオル、水分、食べ物(長居する場合は)

2004年と2016年に全米ベストビーチに選ばれている透明度抜群のビーチ。シュノーケリングには最適です!

ウミガメに遭遇することもあるらしいです!私は4回行きましたが、今のところ見てないです。。。

敷地内は狭いですが、昔は王族以外は立ち入ることができなかった神聖な場所。

自然保護区に指定されているため、入場の際には注意事項に関するビデオ観賞が必須です。

そのおかげで、サンゴが多く生息しているため、様々な種類の熱帯魚が見つけることができました!

ライフガードもいて、小さなお子さんを連れた家族も安心。家族連れが圧倒的に多かったです。

売店がないので、水分と食料の持参をお忘れなく!私は空腹に負けて長居ができませんでした。。。

 

ワイキキビーチで花火観賞

HILTON HAWAIIAN VILLAGE

  • 場所: Hilton Hawaiian Village の目の前のビーチ
  • 時間: 毎週金曜日夜7:45スタート

ワイキキビーチでは毎週花火が見れます! 5分くらいで時間は短いですが、ビーチに座ってみると目の前で花火が打ち上げられるので迫力が満点!

花火が終わる前はワイキキビーチの夕陽を、花火が終わった後はワイキキビーチ夜景を楽しみました。

夜になると人数はだいぶ減って、波の音だけ聞こえてとてもリラックスできました。

ドリンク一杯でワイキキビーチの夜景とライブ演奏を堪能できる店

House Without A Key

あの有名ハレクラニホテル内にあるワイキキビーチに面したオープンレストラン。目の前はパワースポットで有名のカヴェヘヴェヘ(Kawehewehe)。なんとドリンクオーダーのみで、ハワイアンミュージックを楽しむことができました!

予約なしで7時に行って、約20分でテラス席に案内してもらえました。

夕陽をバックにリラックシングなハワイアンミュージックを聞ける最高の体験。ドリンクだけで2時間も長居をしてしまい、一気に一日の疲れがとれました!

頼んだドリンクは以下の二つ。

  • $12 Fruit Smoothie:グアバとマンゴー味を選択。しっとりしたマックのシェークみたいな味でグアバとマンゴーの味はそこまではっきりとなかったが、とても美味しかったです。
  • $16 Hula punch:クランベリージュースを、ピーチ系のリキュールとベリー系リキュールで割ったフルーティーで、女性が好きそうな味でした。

 

そもそもテラス席では、ライトな食事しかとれないので、他のレストランでしっかりとおなかを満たしてから、行くことをお勧めします。

夜空も雲一つなくきれいでした。  

ワイキキでヘルシーな食事を全品5.5ドルで楽しめる店

HEAVENLY Island Lifestyle

素材にこだわっており、現地調達のヘルシーなメニューがメインでした。店内は、清潔感と解放感で溢れていました。また、お金を出さないとフレッシュな野菜が食べれないハワイでは、安く食物繊維が摂取できる希少な場所です。オーナーは日本人で安心!

ハッピーアワーメニュー(2020年2月時点):

頼める食べ物メニューが少ないので、4品全て頼んでみました!

 

頼んだドリンク:$3.50 BUD LIGHT & $4.00 BLUE MOON

 

頼んだメニュー①$5.50 Kauai Garlic Shrimp

カリカリ香ばしいが同時に柔らかく、頭から尻尾まで普通に食べられました。ガーリックの味がするが、少し控えめ。下にしいてあるケールの味が超濃厚。シュリンプとケールのナイスコンビネーションでとてもおいしく頂きました!

 

頼んだメニュー②$5.50 Organic Potato Wedge

ポテトは、塩分控えめに少しペッパーがかかっている程度で、じゃがいもの素材を楽しむスタイル。食べるととてもホクホクしていて、じゃがばたって感じでした。ケチャップととても合う。

 

頼んだメニュー③$5.50 Local Avocado Guacamole

ワカモレには、コーンのチップスと紅芋チップスがついてきました。なかなかお目にかかれない紅芋チップス。少し脂っこかったですが、食感はサクサク凸おばしく、はまっちゃいました。結局2回頼みました(笑)。これはぜひ頼んでほしいです!

 

頼んだメニュー④$5.50 Organic Buffalo Chicken Wings:

  • エビチリの味付けで、結構スパイシー。他のメニューとは違って、しっかりと味付けがされてました。手がべとべとになりますが、定員の方がこまめにおしぼりを出してくれたので問題なかったです。さすが日本人オーナー店のサービス! こちらにもケールがついてました。

ワイキキで10ドルでボリューム満点のおいしいピザが楽しめる店

Maui Brewing Co. Waikiki

テラス席、バーカウンターがあり、とても開放的で雰囲気が良い空間。2人でピザ、フレンチフライとそれぞれドリンクを頼んでも$30とコスパが非常に良いです。

大きな倉庫のような外観。左手の階段を上がった3階にあります。あとで気づいたんですが、右手にエレベーターがありました(笑)

ハッピーアワーメニュー(2020年2月時点):

なんとワイキキでピザ一枚10ドル!スターター系もどれも$10未満で楽しめます!

 

頼んだドリンク:$5.95 PINEAPPLE MANA

その名の通りパイナップル風味のビール!

 

頼んだメニュー①$10 Pizza = THE BREWMASTER

ピザの生地は、アメリカでありがちの太くてもちもちしたものではなく、薄くてクリスピーでした。赤ピーマンとスパイシーソーセージがどちらもピリッと辛く、上手くシンクロしてました。大きさは、二人でシャアするにはちょうど良い程度。とてもおいしくて、大満足!

頼んだメニュー②:$3.75 HOUSE CUT FRIES:

フライはかりかりでポテトチップスの一歩手前状態。ポテト自体の味は薄く、濃いケチャップとよく合う。こちらとボリューム満点のピザ一枚とあわせれば、二人分のおなかを十分に満たせるはず!

フライはかりかりでポテトチップスの一歩手前状態。ポテト自体の味は薄く、濃いケチャップとよく合う。こちらとボリューム満点のピザ一枚とあわせれば、二人分のおなかを十分に満たせるはず!

ハワイと比較してわかった沖縄の観光ポテンシャル

最近、観光客数が急激に増加している沖縄。2018年に初めてハワイの観光客数に追いつき話題になりました。沖縄は、ハワイと比較してアジア主要国からのアクセスが断然良いため、観光客を誘致しやすいです。

沖縄へ多くの観光客が押し寄せている中国(2018年観光客数: 69万人)、香港(23万人)、台湾(92万人)、韓国(55万人)から沖縄への距離は、東京から沖縄への距離よりも近い。人口減少と経済低迷で国内からの観光客数が伸び悩んだとしても、アジア大国からの集客に成功すれば成長し続けられます。中国、香港、台湾、韓国の総人口をあわせると約15億人の巨大なマーケットになり、日本の人口の10倍以上。

一方で、ハワイが狙う主要マーケットは、距離ベースだと、アメリカ本土、カナダ、メキシコが一番近いです。これらのマーケットの総人口は5億人弱。沖縄がターゲットにするアジアマーケットの1/3の規模でしかありません。

ハワイにおいては、日本から多くの観光客を誘致できていますが(127万人)、直行便で約8時間かかり、その分フライト費用も高いですよね。また、オーストラリアからも多くの観光客が訪れていますが(32万人)、こちらも直行便で10時間近くかかり、費用もかさみます。そのため、中国から沖縄へ行く手軽さではないです。

沖縄ハワイの観光客の内訳比較

 

以下の積み立て棒グラフが示している通り、ハワイと沖縄の観光客数はここ20年弱で順調に増えています。ただ、その内訳をみると、ハワイは国内、海外の観光客ともに徐々に伸ばしている中、沖縄は、海外からの観光客の数を大幅に伸ばしています。

ハワイと沖縄の観光客数の推移 2001-2018(データソース:沖縄県、ハワイ州)。オレンジ:ハワイ国内、黄色:ハワイ海外、青:沖縄国内、水色:沖縄海外

2001年から2018年の海外からの観光客数の変化は、ハワイが200万人から300万人に増えたのに対して、沖縄は20万人から一気に290万人と猛追しています。

 

主要マーケットの人口、一人当たりのGDP、直行便の有無

 

今後の沖縄、ハワイの観光ポテンシャルを測るため、それぞれがターゲットとするマーケットの人口と一人当たりのGDP、距離、直行便の有無で比較してみました。沖縄本島、ハワイの3島以外にも、今後の大きな飛躍が期待できる宮古島、石垣島、奄美大島、小笠原諸島、夏休みの海外旅行の定番だったサイパン、グアムもついでに比較してみました。

 

主要マーケットの人口

 

沖縄のターゲットマーケットとして、現在観光客を多く輩出している中国、香港、韓国、台湾と日本を選んでいます。これらの国の人口をあわせると16億人を超します。

その中でも、中国の人口が14億人で圧倒的多いです。この構造は、これから10年、20年で揺るぐことはないはずです。印象としては、香港、台湾は人口が少ないわりには、数多くの観光客が訪れています。

他にもアジアには、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピンのように人口が多い国がありますが、これらの国は、沖縄よりも近い距離にプーケット、バリ、ボラカイといったリゾートがあるのと、給料水準がまだ低いので除外しています。実際に、現時点では沖縄への観光客数も少ないですし。

ハワイのターゲットマーケットは、観光客の85%を占めているアメリカ本土、カナダ、日本、オーストラリアがメインになります。まだ観光客は少ないですが、距離的に近いメキシコも入れると、ターゲットマーケットの総人口は6.5億人になり、沖縄のターゲットマーケットと比較すると規模で半分以下になります。

 

 

主要マーケットのGDP/Capita

 

沖縄のターゲットマーケットの中で、中国が9,700ドルと最低水準。しかし、その伸びは著しいです。PWCのリサーチによると、2030年に26,900ドル、2040年に34,000ドル、2050年には47,400ドルまで上昇すると予測されています。従って、現在の水準から5倍の規模になります。

一方で、25,000ドルから48,000ドルのレンジにある香港、台湾、韓国、日本は比較的成熟しており、今後は大きな伸びが期待できないです。これらの国においては、人口の多くが既に行きたいところへ観光できていると推測います。

ここでのハイライトは、14億人の人口を有する中国が、5万ドル近いGDP/Capitaを持つことで観光へ多大な影響力を及ぼすことです。

それに対して、ハワイのターゲットマーケットは、アメリカ、カナダ、オーストラリア、日本のメジャー4か国が、39,000ドル-63,000ドルと高い水準を誇っています。

一番人口が多いマーケットのアメリカは、現在の62,794ドルから2050年には87,700ドルになると予測されています。中国よりも高い水準を維持することになりますが、現在の水準から40%しか伸びない計算なので、中国ほど多くの新規観光客を排出できないはずです。

一方で、メキシコが中国同様の成長が期待されており、現在の9,673ドルから、2050年には41,300まで上昇する予測になっています。その時には、ハワイもメキシコからの観光客に期待できるでしょう。しかし、人口が中国の10分の1のため、インパクトに欠けます。

 

主要マーケットから沖縄ハワイへの直行便

直行便がある観光地&マーケットのペアは、黄色のセルで〇、ないところは白のセルで×をつけています。

オアフ島へは、アメリカ、カナダに加え、遠く離れた中国、台湾、韓国、日本、オーストラリアからも直行便が既に存在しているため、だいぶマーケットの開拓が進んでいることがわかります。ハワイは観光促進のため、かなり昔から積極的にマーケットの誘致に取り組んできているためです。

沖縄本島へは、アジア各国からの直行便は既に開拓済みです。一方で、アメリカ、カナダ、オーストラリアからの直行便がありません。この要因は、沖縄がハワイほど観光誘致に今まで積極的ではなかったことに加え、北米人にとって、ハワイの方が距離的に近くにあるため、わざわざハワイを超えてまで沖縄に来る魅力は感じないからではないでしょうか。従って、これらのマーケットから沖縄への観光客は、今後もあまり期待しないほうがよさそうです。

マウイ島、ハワイ島、宮古島、石垣島といったサブアイランドは未だ直行便が少なく、もし就航した場合、観光客は大きく伸びるのではないでしょうか。

 

主要マーケットから沖縄ハワイへのフライト時間

 

下記に、各マーケットから観光地への距離をベースに想定フライト時間を算出してみました(Google Map使用)。縦軸が観光地、横軸がマーケットです。想定フライト時間が長いほど緑色、短いほど黄色にしています。

アジア各国から沖縄本島、宮古島、石垣島へは、1-2時間のフライト時間で行けることがわかります。小笠原諸島や奄美大島もそれに匹敵するほど近いです。一方で、サイパンやグアムといった人気リゾート地へのフライト時間は3-4時間になっており、沖縄の方がよりアクセスしやすいことがわかります。

アメリカ、カナダの西海岸からハワイへのフライト時間は、約5時間となっています。アジア各国からのハワイへのフライト時間にいたっては、7-10時間程度かかります。これは、空港までの移動、チェックインを考えると往復で丸一日潰れてしまうことを意味します。長期休暇を取らない限り割に合わないため、なかなか有休消化ができないアジア人からすると、敷居が高いです。

 

今後路線開拓が期待できるルート

 

次に想定フライト時間が3時間以内の観光地 – マーケットのルートだけ残して、それ以外はグレーで塗りつぶしました。既に直行便のが存在しているルートは〇、そうでないルートは☓にしています。

中国からは、3時間以内のフライト時間で行ける観光地でかつ直行便があるのは、沖縄本島だけです。宮古島、石垣島、小笠原、奄美大島へは、3時間で行ける距離ですが、未だ直行便がない状態です。

韓国からも同様です。韓国は、最近グアムへの観光客数が日本からの観光客数を上回るほど、グアム人気が強くなっています。韓国からグアムへのフライト時間は約4時間ですが、年間に75万人もの人が訪れています。75万人の1割でも集客できれば、観光客数が少ない宮古島、石垣島といったサブアイランドへは大きな影響があります。

香港と台湾からは、沖縄本島に加えて、石垣島へも直行便が存在しますが、本数が限られています。また、香港に至っては、最近宮古島への直行便が開通したばかりです。これらから言えることは、上記の島は観光ポテンシャルが大きいことということです。

残念ながらハワイはどの国からも3時間以内で行けないことがわかります。それでも世界各国から年間1,000万人の観光客を集めているのはすごい。

 

主要マーケットの沖縄ハワイペネトレーション

 

直行便があるからといって、そのマーケットを完全に開拓しきったわけではないです。まだまだこれから伸びるケースもあります。沖縄、ハワイに残されたポテンシャルを測るため、各主要マーケットからの観光客数をそのマーケットの人口で割ってみました。この数字は、人口の何パーセントが1年間で観光地に行っているかを表す数字でして、ペネトレーションと解釈してください。データがないため、観光地は沖縄本島、ハワイ、グアムに絞っております。

中国は、特出して全ペネトレーションが低く、一番高い沖縄でも0.05%と、1万人に5人しか行ったことがない計算になります。GDP/Capitaで説明した通り、中国の人口の大半が海外旅行に行けるほど裕福ではないからでしょう。

一方で、香港と台湾の沖縄ペネトレーションは3%を超えています。グアムの韓国ペネトレーションの約1.5%、ハワイのアメリカペネトレーションの約2%よりも高い数字です。やはり香港、台湾からだと1-2時間で沖縄にアクセスできるのでその影響が大きいのでしょう。唯一負けるのが、沖縄の日本ペネトレーションである5.5%です。

現時点での中国のGDP/Capitaは、香港の1/5、台湾の1/3ほどしかないです。それが2050年には現時点の香港と同等水準、台湾の2倍の水準にまで成長します。もし中国から香港、台湾と同じ人口の3%が沖縄に観光に来たら、それだけで沖縄本島への観光客数は4,178万人になります。沖縄への全体の観光客数が984万人(2018年)、中国人人口の3%がどれほど強烈なインパクトがあるかがよくわかりますね。

ハワイはどうでしょうか。まずは距離の近いアメリカ、カナダを見てみましょう。日本の沖縄ペネトレーションの5.5%と比較すると、アメリカ、カナダからのハワイペネトレーションの1.95%、1.48%はまだ小さく見えますね。しかし、日本から沖縄の3時間と比較するとアメリカ/カナダからハワイの5時間はだいぶ不利に働くため、今の水準が相応なのかもしれません。

アメリカのGDP/Capitaが2050年までに40%伸びる予測なので、アメリカからハワイへの観光客数が40%伸びるとすると、現在の640万人から900万人に+260万人増加しますが、中国単体で4,000万人を超えてしまう沖縄と比較するとだいぶ物足りないですね。

日本のハワイペネトレーションも大幅に伸びるとは思えないです。ハワイブームは昔から続いており、ここ10年は年間100万人前後の水準を維持している状況です。最近になってANAがハワイ線でA380を3機投入しましたが、それで観光客数が2倍に増えることはないです。

 

 

観光ポテンシャルは沖縄の方がハワイより遥かに良い

 

上記の通り、沖縄は中国をはじめとするアジアの大経済圏から圧倒的なアクセスを誇っています。人口14億人の中国は、沖縄で3時間以内に行けるのにも関わらず、沖縄ペネトレーションが隣接する台湾、香港と比較すると非常に低いですい(中国:0.05% vs 香港:3.14%, 台湾:3.86%)。その原因は、中国のGDP/Capitaの低さにあるといえます。

もし今後40年間で中国人のGDP/Capitaが予想通り5倍になると、現在の台湾、香港のそれを抜くため、中国からは爆発的な数の観光客数が沖縄に押し寄せるようになるのではないでしょうか。

一方で、ハワイは地理的に沖縄よりも不利で、その制約から既に成熟している国(アメリカ、カナダ、日本等)の観光客をメインターゲットになってしまっており、爆発的な伸びは期待できないと思います。